おすすめ注目レース
■2018年10月3日
日本テレビ盃(船橋)
抜群の安定感でケイティブレイブ
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

【中央所属馬の評価】
 ケイティブレイブは昨年の3着馬。帝王賞に勝ち久々で臨み、逃げたモーニンの2番手を追走したが、アポロケンタッキー、サウンドトゥルーの決め手に屈したが、あくまで展開のアヤ。
 その後、川崎記念とダイオライト記念に勝ち巻き返した。連覇を狙った帝王賞は2着。今回昨年同様の臨戦過程だが、堅実で信頼性高く、軸向きの馬。

 昨年の勝ち馬アポロケンタッキーは早め3番手を進み、上がり最速37秒1の決め手で抜け出し、サウンドトゥルーの追撃をクビ差しのいだ。ムラな面はあるが能力は1番。川崎記念、ダイオライト記念とケイティブレイブに巻き返されたが、以前よりは安定感がみられたように思えたが。
 前走の帝王賞は出遅れて、その後も走る気をみせず11着。力はあるが、やはり気持ちがカギになりそうだ。

 サウンドトゥルーは昨年の2着馬。JBCクラシックを制し、以降は東京大賞典2着、川崎記念5着、フェブラリーステークス8着、帝王賞3着と、相変わらず終い勝負に徹し、終いは確実に詰めて来るレース振りも変わらない。
 8歳馬だが変わりなく元気。今回は御神本騎手に手が替り、どんなレースを見せてくれるのか楽しみもある。

 テイエムジンソクは帝王賞6着。前半59秒9のハイペースで逃げたが、明らかにオーバーペースだった。今回は1番枠だけに注文通りの逃げ。ただし、ケイティブレイブ、アポロケンタッキーが背後に控える厳しいレースになりそうだ。息を入れられる流れに持ち込めれば、チャンスも出てくる。

【地方所属馬の評価】
 地方勢の希望はヒガシウィルウィン。今春の帝王賞は、今回出走のJRA勢と対戦し、中団8~9番手から、上がり2位の38秒5で5着と健闘した。前走のサンタアニタトロフィーはこの馬には忙しい1600mで快勝。地の利を生かして大金星を。

 アサヤケはA2クラスで、休み明け2戦いずれも後方ままの12着と元気がなかった。この相手では厳しい。

 センティグレードはA級5勝も、約1年半勝ち星がない。しかも今回は初のダートグレード競走だけに厳しいだろう。

 オーズはまだ上積みがありそうな5歳馬で、2走前の東京記念では勝ち馬から0.5秒差の5着と好走。前走は不利があった結果。とはいえA2クラスだけにここは相手が強い。

 笠松のラッキーポイントは地元ではB級だけに、このメンバーでは苦戦だ。

 同じく笠松のカガノカリスマも地元A級で苦戦している現状。コスモマイギフトも南関東の重賞で大敗では厳しいだろう。

 名古屋のアサクサポイントは前走帝王賞13着。勝ち馬から7秒差が、今の力差だ。

【解説者の予想】
 JRA勢+ヒガシウィルウィンという図式。 昨年は展開が向かなかったケイティブレイブに、巻き返しを期待したい。Jpn1での安定感は抜群で、連軸向きだ。
 相手はやはりアポロケンタッキー。帝王賞の敗戦からもムラなところは変わりないが、船橋コースも【1-1-0-0】と抜群の相性。鞍上モレイラ騎手は好材料だ。
 上記2頭をまとめて負かすならサウンドトゥルーだろう。湿った軽いダートは向かないが、展開次第でチャンスある。逆にテイエムジンソクはマイペースで息が入れられれば、粘り込みもあり得る。
 ヒガシウィルウィンはひと息後を1度叩かれ、良化しているし、今回は地元だけに好走を期待したい。

◎ケイティブレイブ
○アポロケンタッキー
▲サウンドトゥルー
△テイエムジンソク
△ヒガシウィルウィン



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 6→4 4→6 6→9 9→6 6→1 1→6 4→9 9→4 6→8 8→6