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■2019年1月30日
川崎記念(川崎)
メンバーに恵まれたケイティブレイブが連覇!
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

【中央所属馬の評価】
 昨年Jpn1を2勝のケイティブレイブ。前走の大賞典は3歳の新星オメガパフューム、ライバルのゴールドドリームに先着を許したが、今回はこの2頭ばかりか昨G1格を勝った馬すら不在の低調なメンバー。自身は逃げて勝った昨年当時より確実に力をつけている印象で、今年は展開不問で再び堂々主役の座を演じる公算がきわめて高い。

 相手筆頭は実績とコース相性からは一昨年の覇者オールブラッシュ。前走浦和記念では出遅れたが、意表を突くまくりで3歳強豪グリムを圧倒、それ以来の勝利を飾っており、勢いが戻ったとあらば川崎記念2勝目も望み。

 一昨年の4着馬ミツバは中距離での安定したパフォーマンスからも上位に来る可能性は高いか。3走前の白山大賞典で謎の大敗を喫したショックも、前走の名古屋グランプリからは完全に払拭。あとは和田竜二騎手の手綱さばきにかかる。

 アポロケンタッキーは昨年2着馬。3年前には東京大賞典も制しているが、前4走大敗と急激な尻すぼみ。状態面さえ問題なければ前走マーフィー騎手の積極騎乗がカンフル剤になる可能性もあるし、中間意欲的に追われ、体を絞ってくるようなら復活の目も。

 残る2頭サルサディオーネコパノチャーリーはともに重賞未勝利と格下。しかも勝利時の大半は逃げと展開にも注文がつく。ただ、どちらかの逃げはほぼ確実で、馬場と展開を味方につければ、今の馬場なら微量だがチャンスも。

【地方所属馬の評価】
 大井のポッドジョイは古巣川崎のJpn1に連闘で挑むが明らかに格下。今後への経験になるかどうかだが、7歳だけに。

 ツィンクルソードは地元川崎から唯一の挑戦だが、転入後自己条件でも勝ち切れず強調材料はないし距離も疑問。苦戦覚悟。

 名古屋のアサクサポイントは金沢に遠征しての前走北國王冠は圧巻だったが、ここは相手が違うし、戦力もすでに平行線の11歳馬。厳しい。

 笠松のカガノカリスマは地元の自己条件でもなかなか連対圏に届かず入着ラインまで。正直厳しい。

 笠松のコスモマイギフトは地元でも追走で終了というレースが続くし、使えるところは使うだけという情勢。はっきり検討外。

【解説者の予想】
 ここはケイティブレイブだろう。明け4歳馬の強豪オメガパフュームやゴールドドリームなど東京大賞典で先着を許した2頭が不在なら、少し手薄なメンバーだけに独壇場になるだろう。
 相手探しもJRA勢から。浦和記念のまくりが鮮やかだったオールブラッシュは一昨年を逃げ切ったが、ここはケイティブレイブが行く可能性が高く、番手からの競馬になりそうな分対抗まで。ミツバは前走名古屋グランプリで先行して2着と立ち直りの気配が感じられる。ここ2戦2ケタ着順のアポロケンタッキーは前走の東京大賞典でマーフィー騎手に気合いを注入され、絞れて出てくれば復活の可能性もある。
 紅一点サルサディオーネもマイペースで行きたいが、ここは厳しいだろう。

◎ケイティブレイブ
○オールブラッシュ
▲ミツバ
△アポロケンタッキー
△サルサディオーネ
△コパノチャーリー



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 2→8 2→6 2→5 2→9 2→4