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■2019年4月17日
マリーンカップ(船橋)
オウケンビリーヴに勝機到来
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

【中央所属馬の評価】
 オウケンビリーヴは昨年夏のクラスターカップ(1200m)を快勝。それと前後して1600mのスパーキングレディーカップ、1400mのテレ玉杯オーバルスプリントでいずれも2着。ベストは牡馬相手に勝った1200mで、今回の1600mは若干長いが、牝馬相手で昨年のスパーキングレディーカップ並みのメンバー構成、差しも利くタイプなら、展開的にも狙い目十分。

 アイアンテーラーは強さとモロさが同居する逃げ馬。昨年暮れのクイーン賞では54キロの恵量を活かし、サルサディオーネらを完封。一方で、前走のTCK女王盃では主導権を握ることが出来ず惨敗と、逃げた時とそうでない時の落差が大きい。1600m短縮、同型とここは楽観できない要素が多い。

 リエノテソーロは昨夏のスパーキングレディーカップで、全日本2歳優駿以来となる勝利を挙げた。やはりベストは1600m。その後秋3戦大敗と評価は難しいが、左回り1600mがベストであることは確か。

【地方所属馬の評価】
 ラーゴブルーは転入後【8-2-0-1】と快進撃が続く。唯一の着外が昨夏のスパーキングレディーカップの6着だが、スタートで躓いたことが響いた。まだ底は見せていないし、今回久々でも気配次第では要注意。

 チークスはここ4戦9、6、9、大差と2着に大きな差を付けて4連勝。C1ながら前走は当日のB1よりも1秒1も速く、数字の上ではオープンでも通用する計算。ダートグレード競走の流れに戸惑わなければ。

 エミノマユアクの前走は好タイムで2着だが、所詮B級レベル。距離が長かったとはいえ3走前のエンプレス杯は大敗で、強力先行馬が揃ったここでは置かれる危険性も。

 ナムラアヴィはJRA未勝利で、転入後も良績はB3クラスまで。タイム的にも物足りず苦戦だろう。

 ベニアカリの前走は良化気配の2着だったが、戦歴からもダートグレード競走では厳しいだろう。

【解説者の予想】
 8頭立てと少頭数な上、南関B、C級は数合わせでしかなく、実質4頭立てのレース。人気が偏るのは間違いなく、絞る必要がありそう。
 逃げてスピード全開ならアイアンテーラーだが、マイルは実績もなく明らかに短い。とはいえ顔ぶれからもハナ切ることは間違いなく、これを目標にレース出来るオウケンビリーヴにチャンス到来。実績からは少し長いが、スパーキングレディーカップ2着からもマイルはこなせる感触で、逃げ馬をマークしながらレース出来る面は有利だ。
 リエノテソーロにとって左回りマイルはベストの条件だけに、近走不振と言えども軽視出来ない。
 地方勢唯一の望みはラーゴブルー。転入後地元馬相手では連対パーフェクトで、唯一の着外がスタートで躓いたスパーキングレディーカップなら、まともなら一角崩しの可能性は十分だ。
 もちろん、放牧明け万全の態勢でハナ切れば、アイアンテーラーの逃げ切りもありえる。

 ◎オウケンビリーヴ
 ○アイアンテーラー
 ▲リエノテソーロ
 △ラーゴブルー



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馬単 3→7 3→8 3→6