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■2019年5月6日
かしわ記念(船橋)
インティとゴールドドリームの一騎打ち
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

【中央所属馬の評価】
 フェブラリーステークスの1、2着馬インティとゴールドドリームが、再びマイルで合いまみえる。

 インティは前走のフェブラリーステークスが初G1。スタートから正攻法の逃げで、着差はクビだったが、それ以上の余裕があった。デビュー通算【7-0-0-1】と底知れぬ速さと強さ。左回り1600mは前走と同条件。カギになりそうなのは初の地方競馬の馬場だが、ここはこの馬にとってただの通過点でしかないだろう。

 ゴールドドリームは昨年の勝馬。逃げるオールブラッシュを、中団から直線計ったように差し切った。フェブラリーステークスはスタートで出遅れたが、徐々に位置取りを上げ、上り34秒8の末脚でインティに迫ったが、わずかクビ差届かなかった。コース経験ありは今回アドバンテージ。マイルも【4-4-0-1】と得意。

 オールブラッシュは昨年の2着馬。すんなりマイペースだったが、ゴールドドリームに1馬身差交わされた。今回はインティ、ドリームキラリと同型多いが、浦和記念、川崎記念で見せた控える競馬からの機動力もあり、展開に応じてレース出来る強みある。

 モーニンはこのレース8、3、6着。4歳時にはフェブラリーステークスに勝ったが、かしわ記念はどうもしっくりこない。7歳になり、相手関係からも昨年以上は見込めそうもない感じ。

 アポロケンタッキーはダートG1競走の常連だが、1600mは3歳(青竜ステークス9着)以来。そのままなら道中追走が厳しくなると思われる。もつれることが条件。

 ドリームキラリはJRA7勝。距離万能のレース巧者だが、重賞ではエルムステークス3、2着があるぐらいで、結果が出せない。今回さらに強敵相手だけに、先手を奪って自分のレースをすることが、まず条件だろう。

【地方所属馬の評価】
 地方勢の中心はキタサンミカヅキ。前走の東京スプリントではコパノキッキングら短距離の強豪を退け、ダートグレード競走3勝目を挙げた。しかも2番手から抜け出すレース振りと、進境を見せている。マイルは【0-1-0-1】と未知数に近く、さらに地元船橋は初コースと9歳にして課題は多いが、末脚勝負でチャンスを探るか。

 コウエイエンブレムはJRA6勝のオープン馬だが、近走不振に加えマイルも【0-0-0-1】と未知数。ただ1700mでの連対経験あるだけに、可能性は0ではない。今回転入初戦だけに、ここは様子見。

 アサヤケはA2の追加馬。1600mは準重賞の経験あるが、近走は2ケタ着順続きだけに、厳しいレースになりそうだ。

 笠松のコスモマイギフトレヴァンタールは繰り上がりでの出走。前者は笠松A級でも厳しいレースが続き、後者はJRA時の良績は芝の短距離。笠松ではB級でも厳しいだけに。

【解説者の予想】
 デビュー戦9着の後、6連勝で東海ステークス、7連勝目にG1フェブラリーステークスと、飛ぶ鳥を落とす勢いのインティが中心。今回初の地方ダートがカギになるが、未だ底を見せていない。
 昨年の勝ち馬ゴールドドリームはコース経験のアドバンテージ。南部杯、東京大賞典、フェブラリーステークスと2着続きだが、ここは一騎打ちに持ち込みたい。鞍上は飛ぶ鳥を落とす勢いのルメール騎手。
 以下は3着争い。オールブラッシュは昨年の2着馬。同型が多いここも控える競馬が可能。浦和記念でみせた機動力で、上記2頭に割って入りたい。モーニンは全盛期の勢いはないが、実力に経験も兼ね備えているだけに、混戦になれば浮上も。アポロケンタッキーの底力、ドリームキラリもマイペースで粘れれば可能性も。

◎インティ
○ゴールドドリーム
▲オールブラッシュ
△モーニン
△ドリームキラリ
△アポロケンタッキー



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 6→10 6→9 6→3 6→8 6→7