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■2019年5月29日
さきたま杯(浦和)
キタサンミカヅキが雪辱を果たす
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

【中央所属馬の評価】
 JRAの4頭はいずれも重賞勝ち馬。

 昨年の勝ち馬サクセスエナジーは、道中砂を被り嫌がるしぐさをみせていたが、直線でキタサンミカヅキとの叩き合いを制した。地方のダート1400m戦3勝。距離、コースの適性も高く、浦和も2度目でスムーズな競馬が出来れば連覇も可能だろう。

 ウインムートは兵庫ゴールドトロフィーなどダート1400m5勝。浦和コースは昨年のテレ玉杯オーバルスプリントで8着と大敗しているが、園田の走りを見る限り、小回りコースも克服できたとみている。叩いて上積みが見込めるだけに、あらためて真価を問う一戦。

 モーニンは一昨年の2着馬。ホワイトフーガには届かなかったが、上がり36秒7でベストウォーリアを抑えた。近走ひと息だが、軽い馬場向きで前走から一変があっても不思議ではない。

 サンライズノヴァは初コース。左回り1400mは【2-2-0-1】と得意としている。ゲートが悪く後手を踏むことが多く、小回りの浦和に不安は残るが、鞍上の戸崎騎手はこのレース2勝2着2回と得意としている。

【地方所属馬の評価】
 昨年ハナ差2着のキタサンミカヅキが中心。勝ち馬と1キロ差で、結果早仕掛けだったが、レース振りに柔軟さが増した今なら、うまく立ち回れるはず。9歳になるが、ダートグレード競走3勝と地方競馬現役屈指の実力に期待したい。

 ブルドッグボスは17年クラスターカップに勝ち、16年かきつばた記念、16年クラスターカップ、17年東京盃の2着、17年JBCスプリント3着などの実績誇るが、如何せん今回は13カ月ぶりの実戦。調教試験は太め感なかったが、久々だけに行き脚と息持ちに不安。

 アンサンブルライフは前2年4・3着。勝ち切るまでは疑問も、レースとの相性の良さは検討の余地ある。ひと息入れて2戦叩かれ、臨戦過程は良い。穴なら。

 コウエイエンブレムはJRAから転入初戦の前走は6.1秒差8着大敗。久々とはいえ負けすぎた。JRA6勝、内1400m4勝と条件はベストだが、どれだけレース勘が戻ったか。

 コスモマイギフトは1400mは若干短いし、近走の成績からも苦戦するだろう。

 ミヤジマッキーは2ケタ着順続きだけに、ここで一変の期待は薄い。

 コスタアレグレはJRA在籍時1200~1400mで4勝。昨年暮れに船橋のオープンでベンテンコゾウに0.5秒差4着あり、9歳馬だがここは掲示板が一応の目標。

 レヴァンタールは全4勝中3勝が芝。ダートの1勝は水沢の850mで、能力の違いで勝った。10歳馬だけに期待は出来ないだろう。

【解説者の予想】
 キタサンミカヅキVSJRA勢という図式。
 本職は1200mだが、コーナー4つの1400mなら脚質の幅出た今ならこなせそうなキタサンミカヅキが中心だ。
 かしわ記念も見せ場はあったように、9歳ながらこのメンバーなら差はない。
 サクセスエナジーは昨年猛追するキタサンミカヅキを差し返した。近走も順調だけに今年も徹底先行で連覇を狙う。兵庫ゴールドトロフィーでそのサクセスエナジーを差したウインムートも展開ひとつだ。
 モーニンも一昨年2着と条件は合うし、軽視は出来ない。サンライズノヴァに小回りのイメージはないが、末脚を生かせる流れになれば。

 ◎キタサンミカヅキ
 ○サクセスエナジー
 ▲ウインムート
 △モーニン
 △サンライズノヴァ



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 1→3 3→1 1→9 9→1 1→2 2→1 3→9 9→3 3→2 2→3