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■2019年7月4日
第23回 スパーキングレディーカップJpnIIIA1下 牝馬オープン選定馬(川崎)
マイル8戦6勝のラーゴブルーが好勝負
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

【中央所属馬の評価】
 マドラスチェックは重賞未勝利ながらリステッドの鳳雛ステークスに勝ち、前走は関東オークス0.4秒差2着で今回唯一の3歳馬。過去このレースを3歳で制した3頭はいずれも関東オークスからの参戦だった。52キロは有利で、マイルとはいえコース経験は有利。

 ファッショニスタも重賞未勝利ながら、昨年のJBCレディスクラシックでは小差の3着。同時に多くの重賞勝ち馬に先着している。休みを挟みここ2戦は逃げて好走と新味を発揮。強力な同型が揃いハナ切るかどうかは微妙だが、差す競馬も出来る。

 ゴールドクイーンは前走かきつばた記念で重賞初制覇。水が浮く不良馬場を果敢に逃げ切った。牡馬相手の勝利は胸を張れる。今回は初のマイルだが坂のある阪神1400mをこなせていれば不安はないだろう。この馬も同型との兼ね合いがカギ。

 サルサディオーネはエンプレス杯3着、クイーン賞2着、近走不振でも南関東の適性は高い。今回逃げ馬が多く、逃げても番手でも競馬出来る点は展開面で融通が利く。

【地方所属馬の評価】
 ラーゴブルーは前走マリーンカップに勝ちダートグレード競走初勝利。その前走シンデレラマイルは少頭数と有力馬の除外で恵まれた面はあるが、逃げれば渋太いアイアンテーラーを正攻法で交わしただけに勝ちは低くない。昨年のこのレースは6着だが、それを除けばマイル【6-1-0-0】。JRA未勝利も地方で開花した良血。56キロは問題ない。

 ミッシングリンクは転入初戦の前走で合格点の3着。JRA在籍時昨年のTCK女王盃勝ちの実績。川崎コースは過去6、4着だが、良化度次第では侮れない。

 マルカンセンサーは今年のTCK女王盃で驚きの2着。B1クラスで圧巻だった前2走から本格化は確かで、小回り1600mで力を発揮できれば。

 オルキスリアンは前走マイペースの逃げで2着と好走。ひと息入れたティアラカップ大敗、叩かれしらさぎ賞5着と着実に良化。昨年のクイーン賞3着と底力は確かだけに、道中前々でレース出来れば善戦も。

 レガロデルソルは前々走で豪快な差し切り勝ちで能力の片りんを見せたが、今回はハードルが高い。初コース、初1600mと課題が多い。

 リボンスティックはここ2戦2ケタ着順と頭打ちの近況。この相手では厳しい。

 ローレライは前走大外一気もダートグレード競走ではTCK女王盃9着の経験のみ。川崎1勝は2000m。基本的には大井向きだけに。

 フラワーオアシスは近況好調もB級を勝ち切れない詰めの甘さがある。この相手では荷が重いだろう。

 アッキーはエンプレス杯5着、前2走も牡馬相手のオープンで3、3着なら評価出来る。JRA在籍時マイル1勝。自在性あり展開次第では入着も。

 名古屋のラモントルドールは、牝馬ダートグレード競走3戦すべて大敗。良血ながら成績的には底が割れている。

【解説者の予想】
 前走Jpn3マリーンカップを快勝したラーゴブルーが中心だ。JRA勢が相手でも通算8戦6勝(7連対)のマイルなら再び好勝負が可能だ。
 3歳マドラスチェックも2度目の川崎コース、3歳52キロと進境が見込めるし、ファッショニスタも昨年のJBCレディスクラシック3着から、地方の馬場さえ合えば今後の牝馬路線で楽しみな存在になるだろう。
 距離克服ならゴールドクイーンも差はないし、転入2戦目のミッシングリンクも良化度次第では軽視できない。本格化なったマルカンセンサー、すんなりでサルサディオーネ

◎ラーゴブルー
○マドラスチェック
▲ファッショニスタ
△ゴールドクイーン
△ミッシングリンク
△マルカンセンサー
△サルサディオーネ



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 3→1 1→3 3→4 4→3 3→11 11→3 1→4 4→1 3→7 3→14