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■2020年3月11日
ダイオライト記念(船橋)
ウェスタールンドが2400mを制する
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

【中央所属馬の評価】
 ウェスタールンドは18年チャンピオンズC2着馬。以降順調に使えないが、前3走はアンタレスS0.5差4着、みやこS0.1差3着、前走のチャンピオンズCは0.7秒差9着と地力は健在。中団~後方からの競馬にはなるが、船橋コースなら問題ないだろう。2400mがカギ。

 アナザートゥルースは昨年のアンタレスSで重賞初勝利。以降未勝利だが、浦和記念はケイティブレイブから0.6差の2着、名古屋グランプリはデルマルーヴルの0.3秒差3着と好走。前走の川崎記念は案外だったが、6歳でキャリア20戦ならまだ上昇の余地は十分。メンバーが楽になり好勝負が期待できる。

 ジョーダンキングは2000m3勝。3走前のシリウスSは0.3秒差の4着。1900m以上【4-2-0-4】と長い距離の適性高く、園田の条件戦だが、地方の馬場の経験もある。

 ジュンスターホースは3勝クラスとJRA勢では格下。ここ3戦2100m戦を使い赤富士Sは4着と健闘したが、近2戦はそれぞれ不利、出遅れがあったものの10着、12着と奮わない近況で。終いの脚が生きる流れになれば。

【地方所属馬の評価】
 サウンドトゥルーはGI3勝の実績馬。今年10歳だけに全盛期ほどの走りはないが、勝島王冠ではモジアナフレイバー、ノンコノユメに続く3着。金盃は8馬身差の圧勝と、地方馬同士ならまだまだ通用する力はある。JRAも含め今回のメンバーなら実績、実力は最上位。

 ヤマノファイトは3歳時クラシック路線で活躍したが、4歳の昨年は、正月の報知オールスターカップに勝ったものの、他にオープン2勝と、この馬にしては振るわなかった。5歳になった今年も相変わらずだが、前走は上がり最速タイの39秒7で、2着タービランスにクビ差まで迫った。地元のここは正念場。

 園田のタガノゴールドはJRA5勝。園田転入後は園田金盃など重賞7勝と再ブレイクした。昨年報知オールスターカップでヤマノファイトから0.9秒差5着、昨秋の北國王冠でアッキーに0.8差なら、掲示板を狙えるレベル。距離は合う。

 トーセンブルはあらゆる距離に対応できる追い込み馬。しかし、前走の金盃3着も、上り41.1は平凡。終い確実に伸びては来るが、ここは展開の助けが必要だ。

 ハセノパイロは東京ダービー以降、オープン1勝のみと不振。4秒以上の大敗も多く、未だ適性を探る途上にある。ここも大きな期待は出来ない。

 フレアリングダイヤは前走金盃で大外強襲の2着。しかし、勝ち馬に8馬身差、上り40秒3では強調できない。

 ハクサンルドルフは昨秋JRAから転入後【0-0-0-7】。走りを見ても芝向き。

 サトノアッシュはJRA6勝から転入し、オープンで4、3着。JRA在籍時の比較からも、善戦はあっても好走は難しいか。

 名古屋のコウエイワンマンはJRA4勝から昨年名古屋に転入も、未勝利。この馬もJRA在籍時の良績は芝。

 笠松のキタノイットウセイはJRAで新馬戦に勝ち、ホッカイドウ競馬では14年道営記念2着だが、ピークの過ぎた10歳馬で、前走川崎記念大差12着が現状だ。

【解説者の予想】
 今年初戦で初距離でも、近況の実績からウェスタールンドが一枚上。1900m以上の勝ち鞍がない点カギも、スローペースが予想される2400m戦なら追走も楽だろう。
 アナザートゥルースサウンドトゥルーの兄弟も差ない。キャリア少なく上積み見込める前者と、10歳馬だがメンバー最上位の実績を持つ後者。場合によっては兄弟ワン・ツーも。
 以下距離適性高いジョーダンキングタガノゴールド。地の利を生かせればヤマノファイトの復活も。

◎ウェスタールンド
○アナザートゥルース
▲サウンドトゥルー
△ジョーダンキング
△タガノゴールド
△ヤマノファイト



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 3→14 14→3 3→8 8→3 3→1 14→8 8→14 3→7 3→6 14→1