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■2020年9月17日
第14回 秋桜賞(SP1)A 牝馬オープンサラ系3歳以上 定量(名古屋)
四度目の正直!? ポルタディソーニ
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之

 3歳春に転入後、秋桜賞には毎年出ているポルタディソーニだが、結果は7着、5着、9着。牡馬相手の重賞を4つも制している男勝りが、なぜか女同士で勝てない、というか、惜しいレースすらないのだが、今年は過去3年と違って前哨戦・コスモス賞(すべて1着だった)を使わずに出走してきた。状態的に過去と比べてすごくいいわけではないが、このあたりに変化を求めてみるのも面白そうだ。GDJ古馬シーズンの一戦としてだいぶ浸透してきたからか、近年は遠征馬がやたらと強い。今年もみんな強そうだが、そんな中ではサラーブアークヴィグラスジェッシージェニーをピックアップ。昇り馬で最内ユウチャージ、大外エールドールの一か八かの競馬に妙味を求めたくなるが…。

 ポルタディソーニは名古屋の女傑の称号を保持し続けている東海公営の最強牝馬。3歳秋の鞍に梅見月杯2勝、名港盃と交流重賞を4勝している。東海桜花賞で接触打撲があり、一時期体調を崩したが、前哨戦に固執せず、ひと叩きして本番は予定通り。悲願の秋桜賞制覇へ向けてやれるだけのことはやった!? 「前哨戦をパスし、じっくり間隔を取って目標にしてきたレース。運動のみにした日が1日あって追い切りが中2日になる誤算はあったが、いい感じで疲れは抜けたし動き、反応ともに良かった。相性のあまりよくない重賞だけど、気分よく走れればかな」。

 サラーブは中央2勝クラスを勝って大井へ転入するとオープン特別なら牡馬混合でも勝ち負けしている。重賞初制覇は目の前だ。「前走後はここを目標に乗り込んできたし、仕上がりは順調。強い相手はいるけど、崩れずいつも上位を争っている馬だからね。ここも好勝負を期待している」。

 アークヴィグラスは2歳時にJpn3エーデルワイス賞、東京2歳優駿牝馬勝ち。1年8カ月ぶりの勝利で弾みがつきそうな予感!? 「前走は完勝でしたね。再度の輸送が課題になりますが、状態は高いレベルで安定していますし、距離もベスト。ここも勝機は十分だと思っています」。

 ジェッシージェニーは佐賀ヴィーナスCを勝っており、古馬S首位も狙える位置にいる。昨年勝ったこのレースで浮上をもくろむ。「転厩して日が浅く、つかめない部分は残るが、調整は順調にできている。相手はそろうが、牝馬同士なので頑張ってほしい」。

 ユウチャージはブランク明けの今年は(9410)、オープンで好勝負するまでに。良績の全てである逃げの形に持ち込めればだが。「ここを目標に順調な調整過程ですが、交流重賞とあって同型がかなり強力。控える競馬の経験がほとんどない馬ですし、展開が鍵になりますね」。

 エールドールは昇級戦も勝負強さを発揮。重賞に編成されたここは差す形でどこまでになりそうだが、無欲の競馬が功を奏さぬか。「競走取り止めで間があきましたが、影響はありません。まだA級3組を勝ったばかりですし、重賞メンバーでどこまでやれますか」。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 7→8 8→7 7→2 2→7 7→4 4→2 7→1 1→7 7→11 11→7
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