おすすめ注目レース
■2020年9月18日
日刊ゲンダイ賞B2 3歳以上特別サラ系3歳以上 定量(園田)
昇級でも能力上位のモントカイザー
"全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 宮垣 優"

 金曜日のメインレースはB2クラスの1400m戦。現級で安定した走りをしている馬や勢いのある昇級馬など多士済々で白熱した戦いになりそう。本命はモントカイザー。前走は57キロの斤量でも勝ち馬に迫る競馬を見せた。今回は昇級戦だが、時計的には遜色ない。相手候補は適距離に戻って巻き返し可能なエイシンダンシャクと前走で復活の勝利をあげたカフェノヴィーンの2頭。他にはこのクラスで安定しているエイシンナセルや2走前にこのクラスで2着経験があるエムザックベルガー、前走不利が痛かったロジキャロルが続く。

モントカイザーは兵庫に転入後3着以内を外していない。前走は斤量が57キロだったことに加え、大雨の影響で馬場が悪くなったことが原因。この中間も変わりなく軽快な動きを見せており好調をキープ。昇級と当日の天気や馬場状態がカギになってくるが、ここでも勝ち負けできる能力を持っているのでそういう課題も難なくクリアできそう。

エイシンダンシャクの前走は1700m戦で5着だった。距離よりもスローペースでヨーイドンの競馬が合わなかった印象。現状はある程度流れる1400m戦の方が良さそう。今回はスンナリ先手を奪えそうなメンバー構成でもあるので巻き返しが十分に可能だろう。

カフェノヴィーンは4走前にこのクラスの勝ち経験がある馬。休養明け後は低迷が続いていたが、降級戦だった前走は後続を寄せ付けない競馬で復活の勝利を遂げた。良い頃に比べるとまだ良化余地を残す感じではあるが、前走の様な逃げるかたちに持ち込めば好勝負できそう。

エイシンナセルはこのクラスに昇級後、常に掲示板に載っているほど安定した走りをしている。終いは確実に良い脚で伸びてくる一方、近走は展開や馬場が向かず勝ち切れない競馬が続いているが、展開さえハマれば一気に突き抜ける可能性もあるので要注意。

エムザックベルガーの前走は先行有利な展開が影響した印象。今回のメンバーなら好位あたりで競馬ができそう。当日の馬場状態が気懸かりではあるが、スンナリ前に付けることができれば大きく崩れることは無さそう。

ロジキャロルは前走、スタート後に他馬に挟まれる不利があった。それでも最後はこの馬なりに差を詰めていた。脚質的にどうしても展開に左右されてしまうが、うまく流れが向けば上位争いまで加わってきてもおかしくない。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 10→7 7→10 10→5 10→4 10→9 10→11
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