おすすめ注目レース
■2017年3月30日
名古屋大賞典(Jpn3・指定交流)(名古屋)
9頭立てでも熱戦必至!
全国公営競馬専門紙協会事務局

◆中央馬の評価
モルトベーネは昨年3勝もオープンでは結果を残せなかったが、年が明けるとG2東海Sであわやの場面を作り、続くオープン特別は3番手からきっちり抜け出した。好位につけられ、そこから脚を伸ばせるのがいいし、2戦2勝と好相性の鞍上が引き続き手綱を取るのも心強い。

ピオネロは昨年4月までは1600万の芝中距離を走っていたが、7月からダートに転じて1600万、オープン特別を連勝し、G3シリウスSでもクビ差2着の(2211)で新境地。ここでは差せるのが武器となる。名古屋の勝ち方をよく心得ている陣営だけに初の地方馬場でも。

ケイティブレイブは3歳戦線では兵庫CS勝ちにJDダービー2着。対古馬でも白山大賞典、浦和記念を連勝し交流グレード戦線に新星誕生を予感させた。川崎記念が案外もフェブラリーSを好位で踏ん張っているだけに、一介の先行馬ではないはず。名古屋2走目、この距離なら。

ドリームキラリは昨夏の500万降級後が(4014)。前走ではオープン特別勝ちを収めており、着実にステップアップしている感じがまたいい。未勝利や500万交流は好位で勝っているが、クラスが上がってからは強引にでも行き切っての勝利。同型はいるが、ハナは譲らぬか。

オールブラッシュは1000万をなかなか勝てなかった馬が、戦列復帰後は1000万、1600万をポンポンと連勝。交流初挑戦となった川崎記念では、すんなり行けたとはいえサウンドトゥルーの末脚を完封している。いかにも当地向きの脚質。59キロでも勢いを支持する手か。

◆地方馬の評価
トロヴァオは道営時、認定競走ばかりを(2)(1)(2)着、大井移籍後はハイセイコー記念勝ちなど2、3歳重賞戦線で好勝負を繰り広げている。ダービーグランプリ楽勝で長距離輸送はクリア済み。前走、初の古馬戦は惨敗に終わったが、右回りのこの距離でまた違った走りができても。

ヴェリイブライトは大井→岩手→船橋→岩手→川崎を経て当地へ来たのは昨年春。勝ち切るには至らぬまでも、息の長い脚を使ったり前に行って踏ん張ったりで、ほぼ掲示板を外さぬ堅実駆け。オープンの安定勢力となっている。初のグレード挑戦で鞍上鞍下ともに経験を積みたい。

カツゲキキトキトは白山大賞典、名古屋グランプリ、佐賀記念で地方馬最先着。六甲盃の圧勝で自他ともに認める西日本一の存在である。大きな上積みはどうかだが、まずまず順調にきている様子。ならば名古屋GP3着以上を期待したいが、生きのいい中央馬がそろってまた試練。

ナスノアオバはオープン下を強い勝ち方で連勝し、まともならこれくらいはという面を見せだした。前走は勝ってほしかったが、きっちり上位争いできたことをよしとしたい。ここでどうこうはとても言えぬが、何とかくっついて行けるようなら、それだけでも先が明るくなる。

◆レースの見解
名古屋GP同様、8年連続で中央馬に1~3着を占められている名古屋大賞典。今年はカツゲキキトキトがいるからと楽しみにしていたらこの顔ぶれ。陣営も腰が引け気味になってしまった。中央馬のレースでいいのでは。ただ、その順番付けが難しい。5キロの斤量差は気になるが、前走の勝ちっぷり、そして枠順と展開を考えてオールブラッシュが馬券の軸に最もふさわしいのでは。ドリームキラリは行き切ってどこまで。ケイティブレイブは控えてもだが、こちらも4キロ差あり。地方初でもピオネロモルトベーネを上に取る手か。

◎オールブラッシュ
○ピオネロ
▲モルトベーネ
△ドリームキラリ
×ケイティブレイブ



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 8→2 2→8 8→1 1→8 8→7 7→8 8→5 5→8
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