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■2020年11月5日
第63回 道営記念(門別)
リンノレジェンドの2連覇に期待
ケイバブック 對馬 大樹

【結論】
 ホッカイドウ競馬の古馬最高峰のレース・道営記念。今年も豪華メンバーが揃ったが、本命は、2連覇を狙うリンノレジェンド。金沢遠征で更にパワーアップしているし、ここへ向けて態勢も万全。昨年と同じ岡部誠騎手とのコンビなら期待は大きい。相手は新天地で王者を狙うルールソヴァールクインズサターン。共に元中央オープン馬で実力は確か。2000メートルも守備範囲だけに目が離せない。伸びしろ大きい3歳馬コパノリッチマン、悲願の道営記念制覇に燃えるオヤコダカも軽視禁物。

【詳細解説】
 リンノレジェンドは昨年の道営記念の覇者。今年の開幕当初は重めが影響して不本意なレースが続いたが、馬体が絞れた6月のルーラーシップ・プレミアム競走の勝利で完全復活すると、9月の金沢イヌワシ賞で大差勝ち。もう不安はない。前走後は道営記念一本に目標を絞って調整。昨年と同じ岡部誠騎手とのコンビで2連覇を期待。

 ルールソヴァールはJpnIII佐賀記念優勝の肩書きを下げて今年門別に転入。ここまで4戦して重賞勝ちを含む3勝、2着1回と元中央オープン馬の実力を遺憾なく発揮している。今回は2着に3馬身差をつけて完勝した旭岳賞(H2)と同じ2000メートルが舞台。初対決の馬もいるが、2戦2勝の2000メートル戦なら、好勝負に持ち込む。

 クインズサターンは中央在籍時にG3のダート重賞で2着2回、3着3回の成績を残しており、2019年のJBCクラシック(JpnI)で4着。まだ重賞勝ちはないが、これまでの実績が伊達でなかったことは転入後の3連勝で証明。前走も余力を残しての勝利。道営記念で悲願の重賞初制覇か。

 コパノリッチマンは未勝利で中央から転入してきて3連勝後の北海優駿で3着。続く王冠賞で重賞初V。古馬初挑戦の旭岳賞でも2着に入るなど、まだ3歳だが、ポテンシャルの高さは昨年この道営記念を優勝したリンノレジェンドに負けないものがある。金沢の名手・吉原騎手を背に金星を狙う。

 オヤコダカは今年地元に復帰してから勝ち星はないが、レース内容は全盛時の走りと遜色なし。このレースは2016年、2017年と2年連続で2着。2000メートルはベストでなくてもこなせる距離。今年の相手ならチャンスはある。



※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。


馬単 11→8 8→11 11→5 5→11 11→3 3→11 11→4