| おすすめ注目レース |
"全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 尾原友和"
最終日４日目のメインはＡ３組で行われる伊佐木特別。フルゲート12頭と頭数が揃ったのもさることながら、馬券の軸になりそうな馬あり、一発長打が見込めそうな馬ありで、本命党から穴党まで楽しめそうな一戦となった。最近の名古屋競馬ならば手広く買って高目を待つ後者の方がいいのかもしれないが…。そうは言っても闇雲に穴を狙っても馬券的中は遠のくばかり。南関東Ｂ１から転じて１、２着のコスモレペティールや中央１勝クラスから転じて１、４、１着のエターナルプライドを馬券の軸に据えるのが正着だろう。記者は５月16日戦で先着を果たしたコスモレペティールから入りたい。前開催Ａ２組も勝ち馬にうまく内をスクわれたが負けてなお強しの内容。今のところ暑さは大丈夫の様子だし、もうひと押しを期待したい。前開催では馬場の違いがありながらこれと同タイムで駆けたエターナルプライドも５月16日戦の内容なら展開次第で逆転は可能なはず。少なくとも着差は詰まりそうだ。一発の魅力では前走からの上積み幅でロッキーブレイヴ。重賞３勝の実績を考慮すれば３月に戦列復帰後はやや復調にモタついている印象だが、前開催を抽選休みになったこともあるが、この中間はいつにない意欲的な追い切りを消化。巻き返しに躍起な様子が窺えた。一方で、展開面からは単騎逃げが可能なコーリンバニラに注目。他に徹底先行型が不在の構成で、折り合い面に課題のあるテイエムスイスイがしっかりと押さえが利くようなら押し切りの場面が描けそう。岡部騎手の手腕に期待したい。その他の馬では転入２走目のエイシンヒビキ、前走で見限れぬシンコーマーチャン。地力的には上位勢とも大きな差は感じない。型にハマれば食い込み十分だろう。
◎(８)コスモレペティール…南関東Ｂ１勝ちの実績馬だけに、転入後Ａ４組勝ち、Ａ２組２着は当然の成り行きか。前走にしてもよどみない流れを早めに追い掛けて４角で大外を回る形。これに対して勝ち馬は一呼吸置いて仕掛けて４角でロスなく内を立ち回ったもの。それでいてのクビ差なら負けてなお強しと言えよう。あまり暑くなっていいタイプとは思えないだけに、本格的な夏到来の前にひと稼ぎしておきたい。
○(12)エターナルプライド…元中央１勝馬だけに、転入後Ａ４組勝ちを含む（２００１）の成績は相応のものだろう。コンスタントに使っており体調面で大きな上積みは見込みづらいが、引き続き好気配を保っている様子だ。２走前に先着を許した相手はいるが、内を見ながら運べるいい枠を引いたし、流れや仕掛けのタイミング次第で十分に逆転可能な範囲。逃げるコーリンバニラの番手からひと伸びを描きたい。
▲(５)ロッキーブレイヴ…３月に戦列復帰後は（００２３）。重賞３勝の実績を考慮すれば物足りなさはあるが、崩れたのは４走前のマーチカップ７着と1400ｍと距離不足だった２走前だけ。笠松巧者のイメージはあるが、地元でもＡ級特別勝ちがあってここなら引け目はない。この中間は３ハロン35秒９の意欲的な追い切りを敢行、発馬の課題を払拭するためにゲートに尾取りに行くとのこと。まともなら好勝負必至だ。
△(10)コーリンバニラ…今期初戦のあすなろ杯は岡部騎手の巧妙なペース配分もあったが、準重賞とはいえＢ級なら力が違うとばかりの完勝劇。ただ、Ａ級に再昇格後はハイラップの展開苦、中央交流戦で振るわず。1700ｍは守備範囲だし、地元馬同士で適正ペースで運べば反撃は可能とみる。幸い徹底先行型は不在で、転入初戦で掛かったテイエムスイスイが絡んでこなければ理想の展開が描けそう。一変を警戒したい。
×(11)エイシンヒビキ…全６勝は兵庫で挙げたものだが、彼の地でＡ２勝ちなら当地Ａ級でも十分通用するものだ。初戦は７番人気ながら０秒３差５着とそれを証明できたし、今週の追い切りでは併せ馬で気合を注入。矯正具の着用も思案中とのことで、変身材料に富んでいる。まだ６歳と若いだけに当地で化ける可能性はありそう。ズブさがあって追える村上騎手もぴったり。追い比べの展開なら怖さが増しそうだ。
×(１)シンコーマーチャン…（００３６）と決して得意とは言えない1500ｍでタイム差なしの３着と好走した後だけに期待された前走だったが、離れた好位から伸びを欠いて８着止まり。ただ、攻め馬の感触から出来に陰りはないし、前走だけで見限るわけにはいかない。10歳の年齢を考えると過度の期待はどうかも、馬券的には押さえておかないといけない馬だろう。今開催の馬場を考えると１枠は微妙だが、はたして。
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
馬単 8→12 12→8 8→5 5→8 8→10 10→8 8→11 8→1
初心者にオススメ！AI予想| 出走表 | レース結果 |
| ■おすすめ注目レース一覧 |