
| 予想情報 |
矢野吉彦氏の予想
好メンバーが揃ったマイルCS南部杯。フェブラリーS優勝馬グレープブランデー、南部杯2勝のエスポワールシチー、破竹の5連勝で帝王賞を制したホッコータルマエの3頭のうち、どれを頭にするか、というレースでしょう。
私は、順当にホッコータルマエを本命にしました。5連勝したレースの中には、1600メートル左回りのかしわ記念も含まれていますから、今回の条件もこなしてくれるはず。敢えて逆らう気にはなれません。
対抗は盛岡の南部杯と相性抜群のエスポワールシチー。3番手には、去年の南部杯で3着に食い込み、ここ2戦2連勝中のアドマイヤロイヤルを抜てきし、フェブラリーS以来のレースとなるグレープブランデーはアドマイヤロイヤルと並んで3着候補としておきます。
馬券は、ホッコータルマエとエスポワールシチーを1、2着、アドマイヤロイヤルとグレープブランデーを3着にした3連単フォーメーション。エスポワールシチーが勝ったら高配当、でもグレープブランデーが1、2着に来たらゴメンナサイということにさせていただきます。
JBCやジャパンCダートに向けて見逃せない一戦。どうぞお楽しみに!
【予想買い目】
◎ホッコータルマエ
〇エスポワールシチー
▲アドマイヤロイヤル
△グレープブランデー
渡辺和昭氏の予想
土曜の阪神で、川田、岩田、浜中騎手が年間100勝を達成。
残り2ケ月半、リーディング争いが激しくなってきた。
今年からJRA賞の騎手部門表彰はJRAの勝数のみなので、14日も中央で騎乗の川田騎手は引き離したいところか?
昨年、地方の勝ち星の差で、最多勝利を逃した浜中騎手のグレープブランデーを推したい。
骨折明けだが、程度も軽くフェブラリーSも快勝しており、穴狙いの私はこちらから。
相手はもちろんホッコータルマエ。やはり勢いが違うのは明らか。休み明けだけだが、問題はなさそう。
あとは、先行するエスポワールシチーの逃げ粘りは大舞台好きな後藤騎手だけに割り増しで。
アドマイヤロイヤルは、休み明けは走っているので、押さえは必要だと思います。
【予想買い目】
◎グレープブランデー
○ホッコータルマエ
▲エスポワールシチー
△アドマイヤロイヤル
△セイクリムズン
赤見千尋氏の予想
さすがGIの舞台ということで、好メンバーが揃いましたね。
本命にしたのはホッコータルマエ。
今年に入ってから、これまでの勝ち切れないレースぶりが嘘のように5連勝☆
しかもかなりの強敵相手に、違うコースで連勝を重ねているのには価値があります。
特に前走の『帝王賞』は、ひどい馬場状態の中、前半揉まれる場面もありながら、二ホンピロアワーズ相手に強い競馬を見せてくれました。
直線はワンダーアキュートも併せて3頭の勝負になりましたが、力でねじ伏せたという印象です。
今回唯一気になるのは休み明けという点。
連勝中は1か月に1回走るローテーションだったし、幸騎手も「使って使って良くなって来た」と言っていたので、久しぶりの休み明けがどうか。
ただ、他の有力どころも休み明けなので、大きな死角ではないと思います。
対抗はグレープブランデー。
リフレッシュ休養とは違い、ケガで休んでいた点はマイナス材料。
この馬も使いつつ調子を上げて来るタイプで、一回使った方が確実にプラスでしょう。
それでも、持っている能力は今のダート界でトップと言っても過言ではありません。
盛岡は地方の中でも広いコースだし、直線も長いので、フットワークの大きなこの馬には走りやすいでしょう。
最好調とまではいかなくても、力でカバーしてくれるのでは。
忘れちゃいけないのがエスポワールシチー。
今回は復帰したばかりの後藤騎手とのコンビ☆
栗東に行って調教を付けているように、後藤騎手の想い入れも強そうです。
今年8歳のエスポくんですが、『フェブラリーステークス』『かしわ記念』と連続2着で、改めて存在感を示しています。
このコースは3戦2勝2着1回とパーフェクト。
十分上位を狙える存在です。
昨年3着だったアドマイヤロイヤルは、今年は臨戦過程が違います。
昨年はオープン特別を勝てずだったのに、今年はOP特別を勝った上に、前走で初重賞タイトルも奪取☆
ここに来て、勝負強さが増した印象です。
昨年よりも進化している今、このメンバーでどんなレースをしてくれるか楽しみです♪
【予想買い目】
◎ホッコータルマエ
〇グレープブランデー
▲エスポワールシチー
△アドマイヤロイヤル
斉藤修氏の予想
ホッコータルマエはダートグレード5連勝中と、今年最大の上り馬。今年、といっても、昨年3歳時のジャパンダートダービーで5着に負けて以降は、この路線のトップクラスと対戦しながら3着を外していない。もともとそれだけの力があったのが、一気に素質開花といった感じだ。かしわ記念JpnIではマイルにも対応できることを示し、帝王賞JpnIではニホンピロアワーズを叩き合いの末しりぞけた。その帝王賞JpnI以来3カ月半ぶりなのに加え、目標はこのあとのGI/JpnIにあるだろうから、ここでどこまで仕上げてくるかが気になるところ。連軸という狙いなら堅い。
グレープブランデーはフェブラリーステークスGIを制して以来の剥離骨折明けでどこまで戻しているか。3歳時、ジャパンダートダービーJpnIを制したあとにも骨折があり、その後はこの馬の実力を考えればしばらく物足りないレースが続いていただけに、再び今回の負傷休養明けでどうか。ただフェブラリーステークスGIは、ラチ沿いを追走しながら直線で4頭5頭分外に持ち出しての差し切という着差以上に強い勝ち方。今回、同じ坂のあるマイルの距離で東京競馬場と似た形態のコースだけに、デキ次第では圧勝という可能性まである。
エスポワールシチーは、この南部杯で2勝、2着1回。昨年のこのレース以来勝ち星がないが、フェブラリーステークスGI、かしわ記念JpnIでともに着差はそれほどない2着と衰えは見られない。とはいえ4歳、5歳の上り馬を8歳馬がまとめて負かすというシーンもなかなか想像しにくい。
アドマイヤロイヤルは、昨年のこのレースでエスポワールシチーから10馬身ほど離されての3着。この2連勝で当時より力をつけていることは確か。ちなみに1年前の鞍上は安藤勝己騎手で、1年前はまだ現役だったんだと思うと感慨深いものがある。
セイクリムズンは、ダートグレード4連勝という昨年ほどの勢いがないとはいえ、それでもダートグレードでは常に上位争い。あまり人気を落とすようなら馬券的には連下として狙い目だろう。
【予想買い目】
◎ホッコータルマエ
◯グレープブランデー
▲エスポワールシチー
△アドマイヤロイヤル
△セイクリムズン
目黒貴子氏の予想
なかなかの好メンバーが揃った今年の南部杯。今年に入って連勝を続け、帝王賞まで勝ってしまったホッコータルマエ。正直久々くらいしか不安が見当たらず、当然主役としたいところだが、私はフェブラリーSのインパクトが強いグレープブランデーに◎としたい。骨折明けとはいっても、前回程ではない。調教内容もよく、しっかり実が入った態勢ならば充分勝負になるはず。安田調教師は「次につながるレースができれば」と控えめだが、これまでもこの馬自身、陣営の期待を上回る実績を残してきた。
ホッコータルマエが人気の今回、馬券的にもおもしろい。もちろん対抗には充実一途のホッコータルマエ。そしてエスポワールシチーは南部杯との相性抜群。時折??な敗戦はあるが近走を見る限り、まだ存在感はたっぷり。後藤騎手の復活も話題性充分で注目。ダイショウジェットは昨年の2着馬。いつきてもおかしくない馬であることは今年も同じ。馬券としては3着にはいれておきたい。アドマイヤロイヤル、エプソムアーロンも△。
【予想買い目】
◎グレープブランデー
○ホッコータルマエ
▲エスポワールシチー
△ダイショウジェット
△アドマイヤロイヤル
△エプソムアーロン
ネットケイバ編集部の予想
今年、盛岡競馬場では2002年以来となる砂の全面入れ替えが行われた。入れ替えられた砂は深く脚抜きが重くなり、より時計のかかる馬場となった。直線の坂もあいまって、求められるのは速さではなく、パワーだ。実際に前年と比べてクラスターCでは0秒3、マーキュリーCでは1秒も勝ち時計が遅くなっている。
◎エプソムアーロン。欧州の粘っこい芝を力強く駆けた父エリシオの血が、ここで目覚める。もともと中央のオープン馬、南関の浅い砂は合わなかったが砂が深い高知で開花し、福永洋一記念ではマチカネニホンバレを破る強い競馬で重賞初勝利。園田に移ってからも快勝を連発し「絶対王者」といわれた。1800mまで勝ち星があり、距離も不安はない。今年の4月から7連勝と勢いは随一で、地の利、時の利を得たのが今回。今月9日に急逝した父のたなむけに大穴を開けてもらおう。
相手はホッコータルマエ、アドマイヤロイヤル、エスポワールシチー、グレープブランデーのJRA勢を絡める。
【予想買い目】
◎エプソムアーロン
○ホッコータルマエ
▲アドマイヤロイヤル
△エスポワールシチー
△グレープブランデー
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