重賞レース直前情報
■2019年06月26日
第42回帝王賞JpnI(大井)

6月26日(水)に大井競馬場で、第42回帝王賞JpnI(4歳以上・2000メートル・20時05分発走予定)が行われます。JRAからはチュウワウィザード、アポロケンタッキー、オメガパフューム、オールブラッシュ、ミツバ、インティが出走。地方他地区勢はグレイトパール(佐賀)ら2頭が遠征。地元南関東勢はサウンドトゥルー(船橋)ら6頭が迎え撃ちます。14頭の熱き戦いにご期待ください。

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過去の傾向
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東京大賞典GIに比べると、出走馬のローテーションにバラつきがあり、予想は難しく波乱要素がある。例えば、ドバイワールドカップGIから直行してくる場合、調整はかなり難しくなると考えた方がいい。2015年はホッコータルマエが地力でなんとか1着をもぎ取ったが、17年はアウォーディーが1番人気で3着に敗れている。また、距離の面でも注意すべき点がある。最重要ステップレースはかしわ記念JpnIだが、マイル戦なので2000メートルの帝王賞とは微妙に結びつきにくい。基本的にはかしわ記念JpnI・5着以内の馬が最有力だが、400メートルの距離延長で着順の入れ替わりが十分にある。

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JRA所属馬短評
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チュウワウィザードはGI/JpnI初挑戦。デビュー以来、4着以下に崩れたことがなく、重賞は3勝。ミツバに勝利したり、インティと接戦を演じたりと、実力もかなり高い。競馬場も選ばないタイプだけに、一気に頂点に立つシーンも考えられる。

アポロケンタッキーは好調の様子。しかし、船橋や川崎では元々安定している。2016年に東京大賞典GIを制しているが、大井ではそこまで信頼はできない。

オメガパフュームは前走平安ステークスGIIIが3着。負担重量59キロを背負い、3コーナーから最後の直線入口にかけては上位2頭よりも早めに仕掛けて抜け出した分、最後差されてしまった。フェブラリーステークスGI・10着の心配を吹き飛ばす内容だった。大井に替わるのはプラス。昨年の東京大賞典GIに続く勝利も期待できる。

オールブラッシュもアポロケンタッキーと同じように、南関東では左回りの競馬場の方が圧倒的にいい成績を残している。今回は相手も強いし、厳しい戦いになる。

ミツバは今年1月の川崎記念JpnIでGI/JpnI初制覇を果たしたが、今回はメンバーがかなり強い。今年に入り急激に力をつけたというわけでもなさそうなので、展開に恵まれてどうかといったところ。

インティは前走かしわ記念JpnIで連勝がストップ。しかし、相手はフェブラリーステークスGIでも接戦だったゴールドドリーム。仕方がない結果だろう。ひとまず地方の馬場もこなしたし、右回り・距離延長も問題ない。あらためて期待がかかる。

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地方所属馬短評
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実績的には当然サウンドトゥルー(船橋)やノンコノユメ(大井)に目が行くが、近走の成績からは狙いにくい。さすがに年齢的な厳しさも出てきているようだ。

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予想のポイント
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中央勢は実績がある馬が揃った。しかし、実際には3頭の争いだろう。今年のフェブラリーステークスGIを制したインティが、今最も強くて熱い存在。今回はルヴァンスレーヴとゴールドドリームが不在であり、負けられない。距離が延びた今回の方が、レースもしやすいと思われる。逆転を狙うのがオメガパフューム。フェブラリーステークスGIでは完敗だったが、今回は大井2000メートルなので大丈夫だろう。展開次第では差し切りもありえる。同馬を平安ステークスGIIIで下したチュウワウィザードも上位争いは濃厚。今年の東海ステークスGIIではインティから2馬身差の2着だった。


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