6月23日(日)に水沢競馬場にて、第43回ウイナーカップ(3歳・1400メートル・18時10分発走予定)が行われます。東北優駿から中1週という日程で、こちらは短距離志向の強い馬による争いとなります。ここにエントリーしたのは8頭。その臨戦過程はさまざまですから、各馬の力量の比較がむずかしいところ。距離適性というところに焦点を絞って、予想を組み立てる手もあるでしょう。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は2勝しているが、2着と3着はゼロ。2番人気は1勝、3着1回となっており、8→9→2番人気の順で入った昨年のように、人気薄の馬が台頭するケースが多い。優勝馬はすべて当日の馬体重が490kg以上で、2着馬はすべて470kg未満となっている。3着内15頭のうち13頭が、5番ゲートより外からスタート。その年の1600メートルの重賞で2から5着に入っていた馬が連対しているデータもある。
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出走馬短評
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サンエイムサシ 2歳夏にJRA認定戦を含む2勝を挙げたが、秋以降は低迷。しかし今季は善戦しており、前走の東北優駿を度外視して考える手はありそうだ。
メルシーキララ 北海道で未勝利から岩手に移って2勝を挙げたが、今年は南関東でも岩手でも大敗続き。その状況では、ここで一変があるとは考えにくい。
サンエイフラワー 昨夏に芝のデビュー戦を快勝し、若鮎賞でも僅差2着に入ったが、その後の成績がいまひとつ。水沢では7戦とも大敗と、ダート適性に乏しい感もある。
リュウノアイドル 2歳時に一般戦で3勝を挙げるも、重賞では4戦とも6着以下。今年は牝馬限定重賞で5着2回の成績だが、小柄な馬体だけに上積みには期待しにくい。
クルーズラミレス 北海道の一般戦で1勝を挙げ、今年は南関東で2勝をマーク。今回は休み明けでの転入初戦だが、このメンバーなら地力上位といえるだろう。
マルケイイーグル 昨年7月のデビュー2戦目が唯一の勝利で、それ以降は大敗が多いという成績。それでも最近2戦は善戦しており、ここでも流れ込む可能性は考えられる。
リュウノボサノバ 船橋ではデビューから善戦が続き、4戦目のJRA認定戦で初勝利。その後は大敗が続いているが、転入3走目での距離短縮で一変があるかもしれない。
ポエムロビン 北海道の一般戦で勝利を挙げ、岩手初戦のビギナーズカップで2着。しかしその後は底力不足の成績で、距離短縮は歓迎でも地力的に苦戦しそうだ。
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レースの狙い
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傑出馬が不在の顔ぶれなら、休み明けでの移籍初戦でもクルーズラミレスが押し切れそう。サンエイムサシは前走大敗でも、この距離なら見直す必要があるだろう。リュウノアイドルは小柄でも差し脚は堅実で上位食い込みに要警戒。マルケイイー
グルは力量的に微妙だが再度の流れ込みに警戒しておく。移籍3走目のリュウノボサノバにも少々マーク。
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