重賞レース直前情報
■2019年06月27日
第44回栄冠賞(門別)

6月27日(木)に門別競馬場にて、第44回栄冠賞(2歳・外回り1200メートル・20時40分発走予定)が行われます。この世代で最初に実施される重賞には11頭が出走。そのうち1戦1勝という馬は5頭、デビュー戦で敗れるも2戦目で勝利を挙げた馬が2頭、そして6月6日のウィナーズチャレンジ競走での2から5着馬というラインナップになりました。力量比較が難しい面はありますが、今後を展望する上でも見逃せない一戦です。

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    過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気馬は1勝、2着1回。昨年は2→13→3番人気の順で決まったが、その前の3年は3着までが5番人気以内の馬となっていた。3着内馬15頭のうち13頭がデビュー戦で勝利。3着内馬はすべて、前走が5月18日以降となっている。乗り替わりで臨んだ馬が3着以内に1頭以上入っている点も特徴的。当日の馬体重が490キロ以上だった馬が3着以内に1頭だけ入っているというデータもある。

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    出走馬短評
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エンジェルパイロ 5月8日のデビュー戦を3馬身差で制し、今回は中6週での2戦目。血統的にも注目できるが、初戦のメンバーを考えると微妙かもしれない。

ヨハネスボーイ 今季開幕日のデビュー戦を7馬身差で制したが、2戦目は好位から伸び切れず4着。それでも大幅馬体増だった前走を叩いた上積みに期待できそうだ。

ドローアプローズ デビュー戦は好位から瞬発力をいかして差し切り勝ち。そこから中1週で相手強化という点は課題だが、前走の末脚を再現できれば善戦以上が考えられる。

モリデンナイス デビュー戦を早め先頭の形で押し切って、同日のウィナーズチャレンジとの比較でも上々の時計。今回もメンバー的に好位からの競馬ができそうだ。

バブルガムダンサー デビュー戦は出走取消だったが、改めての初戦は7馬身差で圧勝。続く前走も3着に善戦しており、2009年の覇者である母に続く可能性は十分ある。

ミリミリ デビュー戦は後方から差を詰めるも3着だったが、2戦目は先行策からしぶとく伸びて勝利。その内容なら、ここでもしぶとい走りが可能だろう。

ヘイセイメジャー デビュー戦を6馬身差で快勝し、続く前走はハナ差2着でも後方から差を詰めてきた脚には見どころあり。ここでも善戦以上が狙えそうだ。

ホンコンノワール 1000メートルのデビュー戦で差し切り勝ちをおさめた内容は良好で、タイプ的に距離延長にも対応できそう。それでもここに入ると地力的に微妙かもしれない。

ティーズダンク デビュー戦は好位から伸び切れず2着だったが、2戦目は先行策から押し切り勝ち。しかし時計的には平凡で、この経験が今後に生きればというところだろう。

ルミナスアロー デビュー戦を6馬身差で逃げ切ったが、時計的にはいまひとつ。距離延長には対応できそうだが、ダート適性的にどうかという面はあるかもしれない。

コーラルツッキー 1000メートルのデビュー戦を好時計で快勝したが、続く前走は単勝1番人気に支持されるも逃げ粘れずに5着。それでもスピード的に無視しにくい存在といえる。

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   レースの狙い
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バブルガムダンサーは前走で3着に敗れたが、前走後の上積みが大きいとみて主軸に指名。前走で鋭い差し脚を見せたヘイセイメジャーが強敵だ。モリデンナイスは相手強化だがここでも好位付けが狙えそうで3番手にマーク。ヨハネスボーイは前
走ひと息でも叩いての前進が見込めそうだ。コーラルツッキーは無理なく行ければ残り目も。しぶとい脚があるミリミリにも警戒しておきたい。


栄冠賞〔H2〕(リオンディーズ賞)2歳オープンの出走表はこちら
 

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