6月23日(日)に帯広競馬場にて、第50回旭川記念(3歳以上・20時10分発走予定)が行われます。夏のばんえいグランプリに向けてという戦いは、最近の成績が良好という馬が多い10頭立て。今年3月に実施されたばんえい記念の優勝馬と2着馬に注目が集まりそうですが、この週末の馬場は降雨の影響がかなりありそうという点が注意事項。そこを頭に入れつつ予想する必要がある一戦といえるでしょう。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気馬は3着以内に入線。連対馬10頭のうち9頭は4番人気以内で、3着馬もすべて5番人気以内となっている。連対馬はすべて、2走前までに重賞以外で2着以内に入っていた。連対馬の組み合わせは、当日の馬体重が1080キロ以上と、それ未満の馬。最近4年の3着内馬はすべて、その年のばんえい十勝オッズパーク杯に出走。そこで2着だった馬が、ここでも3着以内に入っている。
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出走馬短評
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メジロゴーリキ 3歳時にばんえいダービーを制し、昨季は天馬賞とチャンピオンカップ、ポプラ賞を勝利。今季は4戦未勝利でも善戦続きで、今回も大きく崩れることはなさそうだ。
オレノココロ 3連覇を狙ったばんえい記念は2着だったが、それでも現在の勢力図では間違いなく上位。今季の成績も良好で、このレースでの3連覇に期待がかかる。
コウシュハウンカイ ばんえい記念では3着と4着だが、全体的に夏場のほうが成績良好。このレースは3年前と4年前に制し、最近2年は連続2着と好相性を示している。
シンザンボーイ 昨季のばんえいグランプリで3着、ドリームエイジカップで2着に入ったが、最近は差のある敗戦が続く状況。その近況では、ここで一変とは考えにくい。
ミノルシャープ 過去にはまなす賞と銀河賞を制したが、古馬混合の重賞では大敗が多数。今季は重賞以外では安定しているが、今回も善戦以上は厳しいかもしれない。
ソウクンボーイ 好調とそうでない時期がハッキリしている傾向で、現在は8戦連続で勝ち馬から10秒以上の差で敗退。その現状で重賞では、苦戦必至と言わざるを得ない。
マルミゴウカイ ここまで重賞を7勝しているが、古馬相手のレースでは善戦までが多いという成績。それでも降雨の影響で軽い馬場になりそうなのは歓迎だろう。
ゴールデンフウジン 重賞勝利は2歳時のナナカマド賞だけだが、最近は天馬賞2着、ポプラ賞3着と上々。最近の成績も良好で、休み明けでも上位食い込みが狙えそうだ。
アアモンドグンシン 3歳時に二冠を制し、ばんえい菊花賞でも2着と活躍。しかし年明け以降は大敗の連続で、最近2戦はともに4着でも、重賞のメンバーに入っては厳しいだろう。
センゴクエース 昨季は重賞で2着と3着が各3回の成績だったが、大一番のばんえい記念を制覇。今季初戦は競走中止で、その後の2戦も善戦までだが、地力的に互角以上だ。
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レースの狙い
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上位拮抗の顔ぶれだが、このレースの3連覇を狙うオレノココロが最有力。コウシュハウンカイは間隔をあけて臨んでおり、ここでも地力発揮に期待ができる。センゴクエースは詰めに課題を残す状況でも大きく崩れることはなさそうで、この三つ巴を本線としたい。メジロゴーリキはひと押しに欠けるが今回も善戦する可能性に注意。マルミゴウカイは安定感に欠けるが、力量的に押さえる必要はあるだろう。善戦続くゴールデンフウジンにも要マーク。
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