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第62回百万石賞（金沢）

6月23日（日）に金沢競馬場にて、第62回百万石賞（3歳以上・2100メートル・17時20分発走予定）が行われます。金沢所属の古馬にとっては、春シーズンにおける最大目標となる一戦。今年は12頭がエントリーしてきました。同じ距離で実施される重賞は、秋の白山大賞典JpnIIIだけ。向正面の入口からスタートするコーナー6回のレースは底力が必要。今年はパワーが必要な馬場になっている点も考慮するべきかもしれません。

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 　　 過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は1着、2着、3着が各1回。昨年は4→2→7番人気、一昨年は6→2→7番人気の順で入線している。前走が重賞以外で1着だった馬が1から2頭連対（最近4年は1頭だけ連対）。8歳以上が3着以内に1から2頭入っている。その年の重賞で勝利を挙げていた馬が3着以内に1頭だけ入線。9番枠より外からスタートした馬が3着以内に1から2頭入っているのも特徴的だ。

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 　　 出走馬短評
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ブラックビアド　大井で9勝を挙げ、今年の春から金沢に移籍して1勝をマーク。タイプ的に距離延長は微妙だが、立ち回り次第で流れ込む可能性はある。

ティモシーブルー　JRAのダート中距離で勝利を挙げて昇級後も善戦が続いたが、昨年は大敗の連続。しかし金沢移籍後は4戦2勝と復調している感がある。

ナガラオリオン　JRA時はダート短距離を中心にオープンクラスでも好走し、金沢移籍後は6勝をマーク。現在の充実ぶりならば、重賞連勝の可能性が高いだろう。

ドリームズライン　3歳時に東海ダービー、岐阜金賞などを制したが、その後は苦戦。4歳時の昨夏に金沢に移って以降は2勝を挙げたが、底力という点で見劣る感は否めない。

ヤマミダンス　前走の徽軫（ことじ）賞は見せ場なく大敗したが、もともとの実力は上位。それでも最近の成績を見る限りでは、今回も逃げてどこまでというところだろう。

ディアグリスター　JRAのダートで3勝を挙げ、金沢では重賞で2着に2回入って、昨年のこのレースでは4着。展開次第の感はあるが、差し脚が届く可能性は秘めている。

コスモボアソルテ　JRAのダート中距離で3勝を挙げ、北海道と南関東では苦戦したが、金沢移籍後は4連勝。今回は相手強化となるが、立ち回り次第で善戦以上が可能だろう。

エイシンペガサス　JRAでは大敗が続いたが、金沢では15戦9勝。しかし前走は先手主張から失速しており、今回も展開的に厳しい戦いを強いられそうだ。

マルカンベルガー　金沢デビューで8勝を挙げ、この冬の園田でも1勝をマーク。A級での実績には乏しいが、スタミナがいきる展開になれば出番が回ってくるかもしれない。

マイネルリボーン　JRA未勝利から金沢に移って好走し、大井でも6勝をマーク。一昨年の春に金沢に戻ってからは3勝止まりでも、昨年のこのレースの覇者だけに無視しにくい。

ミスアンナ　2歳時に北海道の一般戦で1勝し、その後は南関東で4勝。金沢では5戦1勝でもすべて4着以内と、善戦傾向を見せている。

そのほか、ルクナバードが出走する。

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  　レースの狙い
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ナガラオリオンは地力的に上位で、今回も先行して押し切る可能性が大。相手は混戦だが、同厩舎でも差し脚をいかすタイプのティモシーブルーを筆頭に取る。ディアグリスターは前走がスプリント戦だったが、ここでも流れひとつで上位食い込みがありそう。流れ込みが狙えそうなブラックビアドも押さえておく。マルカンベルガーは地力的に劣勢でも、時計がかかれば善戦できそう。マイネルリボーンは最近3戦がいまひとつでも、長距離戦なら要注意。

百万石賞３歳以上オープンの出走表はこちら

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