重賞レース直前情報 |
9月22日(日)にばんえい帯広競馬場にて、第55回岩見沢記念(3歳以上・20時10分発走予定)が行われます。出走9頭のうち8頭が今年のばんえいグランプリにも出走していますが、そのすべてが前走より負担重量が増加。8月中旬に比べると気温がかなり下がっているだけに、各馬の体調も変化していることでしょう。そのあたりを考えると、ばんえいグランプリとは違う結果になる可能性は十分にあります。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は1勝、2着2回。5年前は9→2→6番人気の順で入ったが、それ以降の4年は3着以内がすべて4番人気以内となっている。負担重量が830kgの馬が3着以内に1頭だけ入っているのが特徴的。その年のばんえいグランプリで4着以下だった馬が1から2頭連対しているという点も興味深い。
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出走馬短評
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オレノココロ 旭川記念を制したが、その後の北斗賞とばんえいグランプリでは5着と8着。しかし前走は6着でも馬体が戻っており、巻き返しには要警戒だ。
コウシュハウンカイ 現在、ばんえいグランプリを含む3連勝中で、5戦連続で連対中。その勢いと実力なら、引き続き首位争いが見込めそうだ。
ミノルシャープ ばんえいグランプリでは4着だったが、その後の5歳限定戦を勝ち、オープンで2着。今回は負担重量が課題だが、引き続き上位争いが可能だろう。
ゴールデンフウジン メンバー中で唯一のばんえいグランプリ不出走馬。前走のA1級混合戦は勝利を挙げたが、それ以前の成績を考えると、ここでは相手が強すぎる。
センゴクエース 北斗賞を完勝したが、ばんえいグランプリでは大敗を喫し、続く2戦も差のある敗戦。実力はあってもその状況では、一変までは考えにくい。
ソウクンボーイ ばんえいグランプリでは6着で、最近2戦も勝ち馬から20秒以上の差で敗戦。その現状で重賞の舞台では、苦戦必至と言わざるをえない。
シンザンボーイ ばんえいグランプリで3着に入り、その後は1着、2着という結果。好調期に入っているということならば、ここでも無視できない存在になる。
カンシャノココロ ばんえいグランプリは5着で、全体的にひと押し不足という成績。この重量も不安材料で、引き続き厳しい戦いが予想される。
メジロゴーリキ 詰めに課題があるタイプで、ばんえいグランプリでも2着。それでも相手なりに力を出せるタイプだけに、端枠をうまくいかしたいところだろう。
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レースの狙い
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3連勝中と勢いがあるコウシュハウンカイに引き続き期待。ミノルシャープは負担重量が課題となるが、仕掛けひとつで上位がありそう。シンザンボーイは重賞未勝利だが、最近の成績なら善戦以上が可能だろう。善戦タイプのメジロゴーリキにも要マーク。オレノココロは最近の成績がいまひとつだが、気温が下がって体調が戻っている可能性に警戒しておきたい。
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