重賞レース直前情報 |
10月17日(木)に園田競馬場にて、第12回兵庫若駒賞(2歳・1400メートル・16時05分発走予定)が行われます。最近3年は未勝利馬が勝利を挙げていますが、その前は2年連続で無敗の馬が断然人気で勝利。今年は好成績を挙げている1頭が大きな注目を集めることでしょう。しかし2番手以下の争いはかなりの混戦になりそう。伏兵が台頭する可能性を含めて、検討していきたい一戦といえます。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は2勝、2、3着各1回。2から3番人気が1頭だけ連対している。前走がJRA認定戦で2着以内だった馬が1頭だけ連対。また、前走が3着以下だった馬も1頭だけ連対しているのが特徴的だ。6月または7月にデビューした馬が1頭だけ連対しているというデータもある。
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出走馬短評
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グレイテストクルー デビュー戦は2着で、2戦目は9着と崩れたが、その後は差し脚を伸ばして4戦目の前走で初勝利。しかし時計的には劣勢だ。
ナットビーワン 北海道では3戦目の一般戦で勝利を挙げたが、JRA認定戦では6回とも勝ち馬から1秒差以上で敗戦。兵庫移籍後は好走しているが、今回の相手は強力だ。
エキサイター デビュー戦は3馬身差での勝利だったが、その後の3勝はすべて圧勝。前走のJRA遠征の反動は気になるが、兵庫所属馬限定戦なら負けられないところだろう。
カズヤラヴ デビュー戦は820メートルで2着以下を大きく離して制したが、続く園田プリンセスカップは流れに乗れず最下位。今回もスタートがカギになるかもしれない。
スマイルジュピター デビュー戦を快勝し、その後はJRA認定戦に出走して3回目に勝利。前走は好位のまま4着だったが、田中学騎手に手綱が戻るのはプラスだろう。
ピスハンド 半姉に兵庫所属で関東オークスJpnII・2着のトーコーニーケがいる血統。5月末の新馬戦を制して休養し、今回が復帰戦というのは厳しいが、素質的に侮れない存在だ。
フセノオー 6月のデビュー戦で勝利を挙げたが、時計的には平凡。その後の3戦は差のある敗戦で、ここでの一変があるとは考えにくい。
ディアタイザン ひとつ上の全姉は、昨年のこのレース2着馬アヴニールレーヴ。ここまで4戦とも3着以内という成績ならば、重賞の舞台でも先行して粘り込みが狙えそうだ。
ガーネットジェム デビュー戦が3着で、続くJRA認定戦は2着。園田プリンセスカップでは後方から差して6着に入ったが、この相手でそれ以上は厳しいかもしれない。
そのほか、ニコラスタッカート、ワールドポルタ、ヘイセイロードが出走する。
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レースの狙い
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エキサイターの力量が断然で、相手探しと考えるべき一戦。その筆頭には、先行力があるディアタイザンを指名したい。スマイルジュピターは前走ひと息でも流れに乗れれば粘り込みが狙えそう。ピスハンドは休み明けで重賞と条件的には厳しいが、素質的に無視できない存在といえる。ガーネットジェム、カズヤラヴは力量的に微妙だが、3連勝式の候補として挙げておく。
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