10月15日(火)に金沢競馬場にて、第21回兼六園ジュニアカップ(2歳・1500メートル・16時05分発走予定)が行われます。過去5年は11月に実施されていましたが、今年は6年ぶりに10月。今年の9頭のなかでJRA認定戦を勝利した馬は1頭だけで、そのハイタッチガールに注目が集まるでしょう。それでも、そのほかの8頭は逆転を狙いたいところ。当日の馬場の状況も含めつつ、推理していきたい一戦といえます。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(過去5年とも11月に実施)。1番人気は2勝、2着2回、3着1回。2から3番人気が1頭だけ連対している。連対馬10頭の内訳は、牡馬と牝馬が5頭ずつ。牝馬で連対した馬はすべて、金沢プリンセスカップまたは、金沢シンデレラカップ(今年は11月12日に実施)に出走していた。北海道デビュー馬が1から2頭連対。3走前までに2歳1組戦、JRA認定戦、準重賞、重賞のいずれかで勝利していた馬が連対している。
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出走馬短評
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ストロングフーヴス 北海道ではJRA認定戦で2回とも大敗。金沢では移籍初戦を圧勝し、続く2走前は大敗して前走は圧勝と、無理なく主導権を取れることが好走の条件のようだ。
フジヤマブシ 7月のデビュー戦を快勝して、続く2戦目も勝利。JRA認定戦では2着だったが、前走は差し脚を長く使って3勝目。今回も差し脚をいかしたいところだ。
グラムデイジー デビュー戦を圧勝したが、その後は4回とも善戦まで。堅実に差を詰めてくるタイプではあるが、現状ではひと押し不足が否めない。
ハイタッチガール 北海道で5戦目にJRA認定戦を勝ち、金沢での初戦は2着だったが、続く前走の金沢プリンセスカップを好時計で勝利。そのスピードには今回も注目だ。
カガノホマレ 9月1日の新馬戦を余裕の手応えで制した内容なら、時計はもう少し詰まりそう。今回は一気の相手強化となるが、善戦以上ができる可能性を秘めていそうだ。
スピードドドド デビュー戦は先手を取るも失速したが、その後は徐々に上昇して前走で初勝利。デビューから中1週が続いている点は心配でも、無視しにくい存在といえる。
ダブルポジション 北海道で5戦して5着2回という成績で金沢に移り、移籍初戦の前走を快勝。小柄な馬体で時計的にも物足りないが、流れ込んでくる余地ならあるだろう。
アウマクア デビュー戦を逃げ切ったが、その後は先行して失速するレースの繰り返し。その状況では、ここで一変があるとは考えにくい。
そのほか、チョウマイモンが出走する。
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レースの狙い
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ハイタッチガールは今回も先手主張からの押し切りが濃厚で、相手探しとみてよさそう。スピードドドドは連戦が続くが好位差しが狙えるとみて相手筆頭に指名する。フジヤマブシは時計的に劣勢だが、ハイペースになれば台頭がありそう。ストロングフーヴスは競らずに先行できれば粘り込む可能性が出てくるだろう。カガノホマレは2戦目だが、素質的に連下の候補として要マーク。
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