重賞レース直前情報
■2019年10月01日
第39回白山大賞典JpnIII(金沢)

10月1日(火)に金沢競馬場で、第39回白山大賞典JpnIII(3歳以上・2100メートル・16時25分発走予定)が行われます。JRAからはデルマルーヴル、リアンヴェリテ、ノーヴァレンダ、テルペリオン、グリムが出走。地方他地区からはグレイトパール(佐賀)ら4頭が遠征。地元金沢からはティモシーブルーが迎え撃ちます。10頭の熱き戦いにご期待ください。

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過去の傾向
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2018年は3歳のグリムが2着のセンチュリオンを5馬身ちぎる逃げ切り勝ち。勝ち時計の2分11秒4はレコードだった。馬場とコース取り、1番人気のミツバが大敗した要因も考慮すべき内容ではあったが、このレースの勝ちパターンと言える。勝つためには、先行できて4コーナーで先頭か2番手にいないと厳しい。17年のインカンテーションや15年のマイネルバイカ、13年と14年で連覇を達成したエーシンモアオバーなど、近年の勝ち馬はそうした内容を見せた。16年のケイティブレイブも同じで、こちらはグリムと同じく3歳時に勝利した。今年は該当馬がいないが、地方馬は前走東京記念(大井)連対馬がいれば要注意だ。

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JRA所属馬短評
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デルマルーヴルは前走レパードステークスGIIIが2着。ハイペースを早めに動いたため最後は差されてしまったが、内容的には1番強かったと言っていいだろう。ジャパンダートダービーJpnI・2着の力は示した。古馬が相手でも十分勝負になる。

リアンヴェリテはハイペースとなった前走エルムステークスGIIIでかなりきつい競馬を強いられた。5着でも勝ち馬からコンマ5秒差ならば内容は悪くない。今回、2100メートルに距離が延びる点がどうかだが、ペースはだいぶ楽になると考えられる。

ノーヴァレンダは今年に入り伏竜ステークスが5着、ユニコーンステークスGIIIが9着。レース数が少ない上に、結果も出ていない。本調子に戻るかどうかが最大のカギだ。全日本2歳優駿JpnIではデルマルーヴル相手に勝利している。血統的にも地方のダートは合うはずだ。

テルペリオンはフリオーソ産駒。地方の馬場は合いそうな感じもするが、今年の名古屋大賞典JpnIIIが5着、前走マーキュリーカップJpnIIIが3着ともうひと息の結果だ。2走前のスレイプニルステークスで下したメンバーを考えると、重賞でも十分やれるはず。

グリムは前走エルムステークスGIIIが1番人気で7着。見せ場が少ない競馬で人気を裏切ってしまった。ペース的には中団からでも差せる展開だったが、いつもと違う忙しい競馬で脚がまったくたまらなかったようだ。3歳時も重馬場のユニコーンステークスGIIIでスピード負けしているので、完全に弱点を突かれたかたちだ。

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地方所属馬短評
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実績的にはグレイトパール(佐賀)だが、ダートグレードでは厳しいか。

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予想のポイント
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連覇がかかるグリムは巻き返してくるだろう。先行力という意味ではリアンヴェリテもかなり強力な存在で、同馬も有力と見る。この両馬を見ながらデルマルーヴルがどう仕掛けるかというのが見どころだ。


白山大賞典(Jpn3)3歳以上オープン(中央・地方全国交流)の出走表はこちら

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