重賞レース直前情報
■2019年11月21日
第15回笠松グランプリ(笠松)

11月21日(木)に笠松競馬場にて、第15回笠松グランプリ(3歳以上・1400メートル・15時40分発走予定)が行われます。出走可能頭数が12頭に増えてから初めて12頭立てで行われる重賞競走には、北海道、川崎、高知から各1頭と、兵庫から2頭が参戦。上位拮抗といえるメンバー構成をみると、道中のペースが速くなりそう。はたしてそれがどの程度のものになるのか、その推理が重要と言えるかもしれません。

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    過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。昨年は4連覇を狙ったラブバレットが1番人気で4着だったが、それ以前の1番人気馬は1勝、2着3回で、連対馬はすべて3番人気以内となっている。連対馬はすべて、前走が重賞に出走、またはオープン(A1クラス)で2着以内に入っていた。3着内馬15頭のうち14頭は東海地区以外の所属馬で、昨年の3着馬だけが愛知所属。7歳以上の馬が3着以内に1から2頭入っている。

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    出走馬短評
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ゴールドリング 春に3歳牝馬限定重賞を2つ制したが、東海ダービーでは大敗。その後は北海道で2戦とも苦戦という成績では、再転入初戦でも一変するとは考えにくい。

ソイカウボーイ 北海道からの遠征馬。右回りのダートでは3着内率100%と安定。前走のゴールド争覇は3着だったが、スピードをいかせるかたちになれば善戦以上が期待できる。

ストーミーワンダー 昨年のこのレースは9着だったが、今年は重賞を5勝しており本格化を遂げた感。前走のゴールド争覇は後方からの競馬で4着だったが、地元コースなら見直し可能だ。

ストロングハート 川崎からの遠征馬。休養明けの2戦はともに大敗だったが、3走前は重賞で3着。タイプ的に小回りコースも向きそうで、先行粘り込みが考えられる。

アドマイヤムテキ JRA時はダート1400メートルで2勝を挙げ、愛知移籍後は3連勝。今回は相手強化の戦いとなるが、圧勝続きのスピードが通用する可能性はある。

エイシンテキサス 佐賀所属時に園田FCスプリントを制し、今年は金沢と盛岡で短距離重賞を勝利。ただ、この距離になると厳しいかもしれない。

ナチュラリー 兵庫からの遠征馬。2歳時に重賞を勝ち、昨秋以降は東京スプリントJpnIIIを除くと、重賞3勝を含む9戦連続3着以内。今回も先手を取って粘りたいところだ。

エイシンエンジョイ 兵庫からの遠征馬。2歳時に北海道で3勝、3歳時に大井で2勝を挙げて、今年から兵庫所属で7戦とも3着以内。3走前には笠松で重賞を制している。

ウインハピネス 笠松で10戦5勝、2着5回と安定しており、前走はオータムカップを完勝。今回は相手強化となるが、流れに乗れれば善戦以上が狙えそうだ。

メモリーフェーブル 秋桜賞では10番人気ながら追い込んで2着に入るなど、しぶとく差を詰めてくるタイプ。今回も前崩れの展開になれば、台頭する余地が出てきそうだ。

ケイマ 高知からの遠征馬。重賞4連勝の近況は魅力的で、名古屋遠征でのゴールド争覇も逃げ切り勝ち。笠松コースでも先行押し切りが期待できる。

そのほか、ヴェゼールが出走する。

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   レースの狙い
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先行争いが激しくなりそうだが、それでもケイマのスピードが一枚上とみて押し切りに期待。好位差しが狙えそうなエイシンエンジョイにも期待ができる。ソイカウボーイはゴールド争覇で3着だったが、今回の顔ぶれなら展開的にチャンスあり。ストーミーワンダーは前走ひと息でも地力的に無視しにくい存在だ。堅実に差を詰めてくるメモリーフェーブルにも要マーク。


笠松グランプリ(SP1)3歳以上・オープンの出走表はこちら

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