重賞レース直前情報 |
11月4日(振・月)の浦和競馬第10レースには、第19回JBCクラシックJpnI(3歳以上・2000メートル・15時30分発走予定)が行われます。JRAからはオメガパフューム、アンデスクイーン、チュウワウィザード、ロードゴラッソ、クインズサターンが出走。地方他地区からはナラ(笠松)が遠征。地元南関東勢はストライクイーグル(大井)ら5頭が迎え撃ちます。マインシャッツが競走除外となっており、11頭の熱き戦いにご期待ください。
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過去の傾向
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今年のJBCは初めて浦和競馬場で開催される。JBCクラシックJpnIが行われる2000メートルと言えば、浦和記念JpnIIが行われる舞台でもあるので馴染みはある。スタートから最初のコーナーまで比較的距離があり、フルゲートは12頭なので外枠を引いた場合でもそれほど大きな不利にはならないはずだ。ただ、前へ行ける馬の方が勝ちやすく、先行力はほしい。また、左回りや小回りの適性も問われる。過去5年で3着に入った馬はすべて中央馬。毎年施行場所が変わるレースだが、歴代優勝馬の顔ぶれを見ると、自分から早めにスパートをかけて押し切れる馬が勝利する傾向にある。
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JRA所属馬短評
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オメガパフュームはやはり左回りに対応できるかが心配されるところだろう。過去、東京で2回負けているがともにマイル戦で、中京のチャンピオンズカップGIでは5着。左回りがダメと決めつけるには早い気がする。小回りでもまくり差しがイメージできるし、地力は上位なので有力馬の1頭だ。
アンデスクイーンは牝馬ながら参戦。本来はJBCレディスクラシックJpnIに出られるが、距離適性の関係でこちらを選んだのだろう。目下、ブリーダーズゴールドカップJpnIII、レディスプレリュードJpnIIと連勝中。勢い十分だが、今回は牡馬が相手。小回りになる点もマイナスだ。
チュウワウィザードは帝王賞JpnI・2着以来の実戦だが、大きなチャンス。中央馬のレベルが例年よりも低く、相手関係には恵まれた。安定感が抜群で、コースも問わないタイプだけに連軸としての信頼度は高いだろう。
ロードゴラッソは前走シリウスステークスGIIIで重賞初制覇。ペースは厳しかったが、4コーナーで先頭に立ち、力でねじ伏せた。ただ、相手関係と走破タイムを考えると、高い評価はしにくい。普通はJpnIでどうかだが、前へ行ければ軽視はできない。
クインズサターンは昨年ではあるが、チュウワウィザードやサンライズノヴァとそれぞれ差のない競馬をしている。その末脚ははまれば脅威だ。前走は休み明けで馬体重もプラス14キロ。ひと叩きされて、変わり身があれば。
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地方所属馬短評
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元中央馬で南関東へ移籍して好成績を残している馬がやはり不気味。ストライクイーグル(大井)は前走東京記念を勝利し、勢いに乗る。浦和2000メートルだとワークアンドラブ(大井)、センチュリオン(浦和)あたりも軽視はできない。
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予想のポイント
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中央馬はチュウワウィザードとオメガパフュームの地力が一枚抜けている。まともならばこの2頭で決まるだろう。しかし、浦和2000メートルという舞台が怖い。昔から中央馬にとっては“鬼門”となる難コースだけに、何が起きても不思議はない。その場合は、他の中央馬よりも地元馬の出番になりそうだ。
※浦和競馬のダートグレード競走は、市中銀行会員のみ投票できます。
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