重賞レース直前情報 |
11月10日(日)にばんえい帯広競馬場にて、第44回ばんえい菊花賞(3歳・20時10分発走予定)が行われます。3歳三冠の第2弾には今年は8頭が参戦。2歳シーズン三冠と3歳一冠目であるばんえい大賞典の上位3頭の顔ぶれは同じでしたが、今回はその一角だったギンノダイマオーが回避し不在。とはいえハンデの上下差50キロは一冠目と同じ設定で、勢力図に変化があるのか注目です。
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過去の傾向
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過去5年の結果からデータをみていく。一昨年は単勝7→10→2番人気の順で決着と波乱となったが、それ以外の4年は1番人気が3着以内に入線し、連対馬はすべて4番人気以内となっている。秋桜賞で掲示板内の馬が3着以内に1から2頭入っている。3走前までに勝利を挙げていた馬が1から2頭連対。連対馬はすべて、当日の馬体重が1000キロ以上あった。はまなす賞で3着以内だった馬が1から2頭3着以内に入っているデータもある。
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出走馬短評
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ジェイエース イレネー記念5着、ばんえい大賞典4着と重賞ではひと押し不足の面があるのは否めないところ。しかし、自分のペースを守って追走できれば上位食い込みが狙える。
アオノブラック ヤングチャンピオンシップ制覇など、重賞では5戦すべて3着以内と安定。前走はオープン馬相手で6着に敗れたが、世代限定戦なら実績上位だけにチャンスは大いにある。
ジェイカトレア 2月の牝馬重賞・黒ユリ賞を制したが、続くイレネー記念は最下位の10着。今季重賞ではばんえい大賞典5着、はまなす賞4着と健闘しており、ハンデ差を生かしたいところだ。
サクラドリーマー 近6走では3勝、3着3回と好調を維持。しかしばんえい大賞典では650キロで後方のまま見せ場なしの内容では、700キロでどこまでやれるか。
メムロボブサップ ナナカマド賞、イレネー記念と2歳シーズン二冠を制し、ばんえい大賞典も勝利。前走はオープン戦で年上馬相手に7着と敗れたが、同世代相手ならトップハンデでも巻き返し必至だ。
インビクタ 今季は15戦して7勝、2着5回の好成績。しかし、ばんえい大賞典が障害で転倒して失格という成績では、重量が増える今回は苦戦を強いられそうだ。
そのほか、アポロン、アオノゴッドが出走する。
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レースの狙い
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メムロボブサップは重賞3勝と実績断然で、3歳二冠に期待。アオノブラックはここまで重賞では崩れておらず世代限定戦なら上位争いが十分。牝馬ジェイカトレアは地力強化が目立つだけにここでも要警戒。サクラドリーマーは終いの脚は堅実だけに、重量克服なら上位進出のシーンまで。
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