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第44回桐花賞（水沢）

12月31日（火）に水沢競馬場にて、第44回桐花賞（2000メートル・15時15分発走予定）が行われます。今年は北上川大賞典が取止になったため、予定を変更して白嶺賞から臨む馬にとっては、中1週という日程が気になるところといえそうです。3歳から10歳までと出走馬の年代は幅広く、格上挑戦のかたちになる馬もいる顔ぶれですから、伏兵の台頭が考えられるかもしれません。

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　　 過去の傾向
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実施されなかった昨年を除く、過去5回の結果をみていく。1番人気は2勝、2着2回。13年は7→2→6番人気の順で入ったが、14から17年の3着内馬はすべて4番人気以内となっている。3走前までに重賞を制していた馬が1頭だけ連対。連対馬はすべて、当日の馬体重が489キロ以上だった。3年連続で連対したナムラタイタンを除くと、3着内馬はすべて7歳以下となっている。

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　　 出走馬短評
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コスモジョイジョイ　JRA未勝利から岩手に移って徐々にクラスを上げたが、重賞では2着と3着が各1回。一昨年の桐花賞では11着で、今回はそれ以来の重賞出走となる。

スカイルーク　JRAのダート短距離で1勝を挙げ、その後は大井と兵庫でも苦戦したが、岩手移籍後は9戦連続で連対。ただ今回は、相手が強すぎると言わざるを得ない。

ヤマショウブラック　初の古馬重賞だった白嶺賞ではハナ差で2着。不来方賞を制した実績もあるだけに、ここでも立ち回りひとつで善戦以上が狙えそうだ。

ハイパーチャージ　JRAのダートで3勝を挙げ、その後は南関東で2勝を追加。岩手では6勝を挙げているが、重賞では一昨年の一條記念みちのく大賞典3着が最高着順となっている。

サンエイプリンス　岩手デビュー馬で2歳時と3歳時に各1勝だったが、今春以降は5勝、2着6回と本格化。今回は初めての重賞だが、相手なりに走れるかもしれない。

エンパイアペガサス　一昨年のこのレースの優勝馬で、それ以降も多くの重賞を制している実績は上位。今回は中1週という日程が気になるが、実力で圧倒する可能性が十分ある。

コミュニティ　このレースは2014年に勝ち、その後も2着と3着が各1回。しかし今年は特別戦で3着までという成績で、休養明け後の2戦を見ても年齢的な衰えがあるのは否めない。

アドマイヤメテオ　JRAの芝で2勝を挙げたが、岩手移籍後は7戦未勝利。それでも絆カップと白嶺賞では3着に入っており、ここでも善戦できる可能性が考えられる。

そのほか、シャーク、アイアンクロー、ダイワリベラル、レイズアスピリットが出走する。

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 　レースの狙い
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エンパイアペガサスは前走との間隔が短い点が心配だが、今回の顔ぶれなら力量上位。白嶺賞で僅差2着だったヤマショウブラックが強敵だ。サンエイプリンスは初めての重賞出走でも流れに乗れれば善戦以上が狙えそう。アドマイヤメテオは近走が上々で、再度の流れ込みに警戒したい。ハイパーチャージは力量的に微妙だが、差し脚を発揮できれば上位まで。

桐花賞（Ｍ１）（ハービンジャー賞）オープンの出走表はこちら

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