重賞レース直前情報
■2020年01月22日
第23回TCK女王盃JpnIII(大井)

1月22日(水)に大井競馬場で、第23回TCK女王盃JpnIII(4歳以上牝馬・1800メートル・16時10分発走予定)が行われます。JRAからはファッショニスタ、アンデスクイーン、メモリーコウ、トーセンガーネット、マドラスチェックが出走。地方他地区からはアルティマウェポン(北海道)が遠征。地元南関東勢はクレイジーアクセル(大井)ら6頭が迎え撃ちます。牝馬12頭の熱き戦いにご期待ください。

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過去の傾向
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前年のJBCレディスクラシックJpnI好走馬が出てくるケースが多く、その取捨が大きなカギになる。2016年はホワイトフーガが1番人気にこたえて勝利したが、過去3年は逆の結果となっている。19年はラビットランが3着には入ったが、断然人気を裏切ったかたちだ。それに乗じて好走を果たしているのが、地元大井の馬。19年はマルカンセンサー(9番人気)が2着、18年はラインハート(6番人気)が3着、17年はリンダリンダ(7番人気)が2着と好走。ダートグレード実績に関係なく穴をあけている。中央勢は実績も大事だが、好調で勢いがある馬も見逃せない。

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JRA所属馬短評
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ファッショニスタは前走JBCレディスクラシックJpnIが3着。8枠(11番)スタートでテンから気合いを入れて出して行ったが、4コーナーの手前で早くも手ごたえが怪しくなった。急がせすぎた感もあるが、勝ち馬のヤマニンアンプリメからは1秒6も離されてしまったのは誤算だ。今回は1800メートルなので落ち着いた競馬をしたいところだ。

アンデスクイーンは前走クイーン賞JpnIIIが1番人気で5着。序盤から行きっぷりが悪く、道中でジョッキーがかなり押っつけていた。最後の直線は外からじりじりと伸びてはいたが、勝機はなかった。トップハンデの56キロが響いたのかもしれないが、2走前のJBCクラシックJpnIから本来の状態にないのかもしれない。

メモリーコウはこれまでダートのみを走り、JRAでは【4.1.3.4】の成績。条件クラスからではあるが、比較的順調な出世と言えるだろう。前走観月橋ステークスではスローペースの流れを内の先団で進み、最後の直線は追い比べを制した。足捌きが軽いピッチ走法で、軽い京都のダートで速い上がりをマークした。今回は大井1800メートルなのでガラリと舞台が変わる。どんな競馬を見せるか注目だ。

トーセンガーネットは前走クイーン賞JpnIIIが10着。アンデスクイーンと同じように道中で手ごたえが悪くなり、本馬は直線での伸びも欠いた。本来の状態にはないかもしれない。

マドラスチェックは昨年10月のレディスプレリュードJpnII以来の実戦。少し間隔をあけたことで調子が戻っているかどうか。その点に尽きるだろう。

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地方所属馬短評
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クレイジーアクセル(大井)は前走クイーン賞JpnIIIでダートグレード初制覇。いつも通りの競馬だったが、うまくペースを握り後続の追撃を許さなかった。大井の1800メートルでまったく同じようにいくかどうか。

サルサディオーネ(大井)は中央からの転入。成績にはムラがあるが、ハマったときは強い。近2走は1400メートルの競馬なので度外視していいだろう。

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予想のポイント
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非常に難しい一戦。実績的にはアンデスクイーンとファッショニスタが上位だが、本来の調子にない可能性がある。ファッショニスタは成績に安定感があり、巻き返してきそうだが他馬にもつけ入る隙はあるだろう。まずは上がり馬のメモリーコウの勢いに注目。マドラスチェックは、(ここには不在だが)ラインカリーナとの力関係を考えれば、ここでもやれていい。サルサディオーネとクレイジーアクセルにも期待したいが、お互いに存在が気になる。どちらが主導権を握るか。


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