重賞レース直前情報
■2020年01月19日
第9回大高坂賞(高知)

1月19日(日)に高知競馬場にて、第9回大高坂賞(4歳以上・1400メートル・18時10分発走予定)が行われます。黒船賞JpnIIIの選考競走第1弾ですが、3競走のうち本番と同距離で実施されるのはこのレースだけ。メンバーには昨年の高知県知事賞1から5着馬も名を連ねていますが、同レースは格下馬も多い構成で、今回も前走が条件級だった馬が3頭。このレース覇者を目指すサクラレグナムが迎え撃つ構図でしょう。

 ------------------------------
    過去の傾向
 ------------------------------
過去5年の結果からデータをみていく。5年とも赤岡修次騎手が手綱を取った単勝1番人気馬が勝利。昨年、5年前の3着馬がそれぞれ7、6番人気だったのを除くと、3着以内はすべて3番人気以内となっている。2走前までに重賞で3着以内に入っていた馬が1頭以上連対。前年の兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIまたは高知県知事賞に出走していた馬が3着以内に1から2頭入っている。

 ------------------------------
    出走馬短評
 ------------------------------
ウォーターマーズ 昨年8月にJRA2勝クラスから移籍し、黒潮マイルチャンピオンシップを勝利。一線級相手の1400メートルでは勝ち味に遅いものの、重賞を含め当地ですべて3着以内という安定感は魅力だ。

マイネルサリューエ 昨年9月の転入初戦こそ直線で失速したが、その後は大崩れが少ない成績。勝ち星はA級3組でのひとつだけだが、12月に同距離の準重賞でケイマから1馬身差の2着という戦歴は侮れない。

ツクバクロオー JRA3勝クラスから移籍初戦の1400メートルでの勝ちタイムが出色。2400メートルの高知県知事賞では3着とはいえ勝ち馬とは1秒7差だったが、再度の1400メートルなら粘り込みには警戒が必要だ。

マイネルトゥラン 元JRA準オープンの実績馬だが、高知では最下級スタートで、10勝を含む12戦連続連対でA級入り。高知県知事賞は出走取消で、ここが試金石となりそうだ。

サクラレグナム 高知の1400メートル重賞では、昨年のこのレースを含め3勝し、唯一の2着だった昨年の建依別賞は勝ち馬がケイマ。前走兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIで3着の実績を考えても連覇が濃厚だ。

スペルマロン JRA2勝クラスから昨年10月に転入し、3勝、2着1回の成績から高知県知事賞制覇まで上り詰めた。1400メートルは初戦のB級を制しているが、勝利には時計短縮が必要になる。

ピオネロ JRA時代は芝で4勝後にダートへ転向すると、1800メートルの準オープン、オープンと連勝。1400メートルは2走前のA級2組が初出走で2着も時計は平凡だった。

モルトベーネ JRAでは17年のアンタレスステークスGIIIを含めダートで7勝し、北海道で2勝を追加。高知県知事賞では1番人気で5着に敗れたが、2400メートルだけに度外視が可能だ。

そのほか、エーブインブレム、グローリングが出走する。

 ------------------------------
   レースの狙い
 ------------------------------
好メンバーが揃ったが、実績上位サクラレグナムの連覇を期待。ウォーターマーズは安定感抜群でここでも上位争いに加われる。高知県知事賞を勝利したスペルマロンの勢いも要警戒。モルトベーネは距離短縮で巻き返しがありそう。ツクバクロオーの残り目も一考。出走取消明けでも底見せないマイネルトゥランも押さえたい。


大高坂賞4歳以上の出走表はこちら

齊藤修の予想にのる
 
 初心者にオススメ!AI予想
[9]ページ先頭へ
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。