重賞レース直前情報
■2020年02月02日
第17回黒潮スプリンターズカップ(高知)

2月2日(日)に高知競馬場にて、第17回黒潮スプリンターズカップ(4歳以上・1300メートル・18時10分発走予定)が行われます。黒船賞JpnIIIの選考競走に指定されている3つの重賞のうち、唯一の地方全国交流戦。今年は兵庫から4頭、大井から2頭、笠松と名古屋から各1頭と遠征馬の枠すべてが埋まり、高知4頭と12頭立てでの争い。力量比較が難しそうな一戦といえます。

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    過去の傾向
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過去5年の結果からデータをみていく。単勝1番人気は1勝、2着3回。3着以内はすべて5番人気以内となっている。連対馬10頭中9頭は前走が2着以内。例外の1頭(昨年の2着馬)は兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIに出走していた。外枠が優勢という傾向で、9頭立てだった昨年はゼッケン7、8番の馬が3着以内に入り、それ以前の4年はゼッケン10から12番の馬が連対している。過去5年の優勝馬はすべて、当日の馬体重が500キロ以上だった。

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    出走馬短評
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アースグロウ 昨年6月の高知初戦は最下級で6着に敗れたが、2戦目以降は15戦連続で連対し、近3走は準重賞やA級1組でも勝利。今回もマークが必要だろう。

コウエイタケル 兵庫からの遠征馬。JRAでは芝の短距離で5勝を挙げ、重賞経験も豊富。しかし昨年7月に移籍した名古屋、11月からの兵庫でともに未勝利な点は気がかりだ。

エイシンテキサス 名古屋からの遠征馬。重賞3勝はいずれも1000メートル以下とスピードが魅力。大敗した近2走より距離短縮はプラスだが、それでも距離が長い。

ウォーターマーズ 昨年8月にJRA2勝クラスから移籍し、黒潮マイルチャンピオンシップを勝利。今回は生涯で最短となる1300メートルだが、重賞を含め当地ですべて3着以内という安定感は魅力だ。

メイショウタイシ 兵庫からの遠征馬。JRAで2勝を挙げ、昨年7月の兵庫転入後はすべて1400メートル以下を使われ、大崩れが少ない成績。主戦の田中学騎手に戻る点も好材料だ。

スリラーインマニラ JRA4勝・準オープンから、大井、北海道を経て昨年12月に高知へ移り、5、4馬身差で2連勝。相手強化でも好勝負が期待できる。

スティンライクビー 笠松からの遠征馬。JRA未勝利から岩手に移り3連勝し、JRAに戻って2勝。再転入の岩手1勝を経ての笠松では、2走目の白銀争覇で2着。距離は合いそうだが、砂が深い高知の馬場克服がカギだ。

ブラゾンドゥリス 兵庫からの遠征馬。JRAのオープンで1勝し、17年には黒船賞JpnIIIを勝利。前走の兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIはコンマ5秒差の5着で、善戦以上が期待できる。

スペルマロン JRA2勝クラスから昨年10月に転入し、5戦目での4勝目が大晦日の高知県知事賞。距離短縮となった前走の大高坂賞でも2着に入っており、首位争いが期待できる。

そのほか、モズフレミントン(兵庫)、ポッドジョイ(大井)、ズラリ(大井)が出走する。

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   レースの狙い
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難解だが、1400メートルでも2連対と距離の融通がきくスペルマロンを本命視。17年の黒船賞JpnIII勝ち馬ブラゾンドゥリスは8歳でもスピードは衰えておらず相手筆頭に。高知で2連勝と勢いあるスリラーインマニラにも要警戒。メイショウタイシは田中学騎手で巻き返しを期待。充実アースグロウを3連勝式の相手としてマークしておく。


黒潮スプリンターズカップ4歳以上の出走表はこちら

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