重賞レース直前情報
■2020年07月08日
第22回ジャパンダートダービー JpnI(大井)

7月8日(水)に大井競馬場で、第22回ジャパンダートダービーJpnI(3歳・2000メートル・20時05分発走予定)が行われます。JRAからはカフェファラオ、バーナードループ、フルフラット、ダノンファラオ、キタノオクトパス、ミヤジコクオウ、ダイメイコリーダが出走。地方他地区からはガミラスジャクソン(兵庫)が遠征、地元南関東勢はエメリミット(船橋)ら5頭が迎え撃ちます。13頭の熱き戦いにご期待ください。

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過去の傾向
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過去5年の単勝1番人気は2勝、2、3着各1回。優勝したのは2019年のクリソベリルと18年のルヴァンスレーヴだ。この2頭は同年冬のチャンピオンズカップGIで古馬を撃破しており、図抜けた実力があった。一方、17年は1番人気サンライズノヴァが6着に敗れた。同馬も能力は高かったが、適性が左回り(特に東京コース)に偏りすぎていた。1番人気馬に限らず、大井2000メートルの適性は重要になってくる。ただ、3歳のこの時期ではハッキリとはわからないので、想像に頼ることになる。基本的にはここまでの実績・パフォーマンスで能力・適性を見極めるしかない。

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JRA所属馬短評
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カフェファラオは3戦3勝の外国産馬。前走のユニコーンステークスGIIIは外からじんわりと進んで楽に好位につけると、直線残り200メートル手前で抜け出し、その後は突き放す一方だった。2着デュードヴァンに5馬身差をつける圧勝で、勝ち時計もレースレコードと非常に優秀だった。

バーナードループは4戦3勝。前走は3連勝で兵庫チャンピオンシップJpnIIを制した。しかし、勝ち時計自体は例年よりも遅い。また、唯一の敗戦はデビュー戦(2着)だが、そのとき10馬身前にいたのがカフェファラオだ。

フルフラットはデビュー2戦目の小倉芝1200メートルで初勝利を飾った。ダートでは2走前にサウジアラビアに遠征して勝利したが、評価は難しい。3走前は京都ダート1800メートルの1勝クラスで2着という成績だった。

ダノンファラオは持ち込み馬だが、カフェファラオと同じくAmerican Pharoah産駒だ。成績は不安定ながらツボに嵌まったときは怖いタイプ。2走前の兵庫チャンピオンシップJpnIIではバーナードループの2着と好走。気分よく先行できれば、巻き返しがあっても不思議はない。

キタノオクトパスはダートで2勝をマークし、前走のユニコーンステークスGIIIでは5着だった。現状、重賞ではやや厳しいか。

ミヤジコクオウはダートで5戦3勝。やや地味な印象もあるが、地力は侮れない。前走の鳳雛ステークスは速い流れを中団から進み、3馬身差をつける完勝。勝ち時計は非常に速く、このレースでも勝ち負けを意識できる強い内容だった。

ダイメイコリーダは2走前の鳳雛ステークスで2着。前走は古馬2勝クラスの鷹取特別で2着だった。決め手勝負になると苦しい感じもするが、先行力と粘り強さは侮れない。

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地方所属馬短評
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エメリミット(船橋)は前走の東京ダービーでマンガンとの力のこもった追い比べを制した。このときの勝ち時計は2分06秒9(良)。今回は時計の短縮が必要となり、相手も当然強くなる。どこまで通用するか。

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予想のポイント
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カフェファラオがユニコーンステークスGIIIでみせたパフォーマンスが強烈。昨年のクリソベリルに匹敵する素質を持っていそうで、ここはかなり人気を集めそうだ。大井2000メートルの適性はわからないが、負けるとすれば出遅れや内で揉まれたときだろう。鳳雛ステークスが非常に強かったミヤジコクオウにも注目。カフェファラオとの追い比べに持ち込みたい。


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