重賞レース直前情報
■2020年07月05日
第32回栗駒賞(水沢)

7月5日(日)に水沢競馬場にて、第32回栗駒賞(3歳以上・1400メートル・18時10分発走予定)が行われます。岩鷲賞、クラスターカップJpnIIIへと続いていく短距離重賞には10頭が出走。4連覇していたラブバレットが今年は不在で、出走馬の大半が前走で好走していますから、比較がむずかしい一戦といえます。さらにレース前日には雨が降る予報。その影響で馬場状態がどのようになるのかも考慮して予想する必要があるでしょう。

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    過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(5年前は同時期・同距離の岩鷲賞を対象)。単勝1番人気が5年連続で勝利を挙げているが、5年前がナムラタイタンで、それ以降は4年連続でラブバレットだった。連対馬はすべて3番人気以内で、3着馬はすべて4から7番人気。連対馬10頭のうち8頭がゼッケン1から3番で、内枠が優勢という傾向も。早池峰スーパースプリントが創設されてからの過去4回では、3年前を除き同レースの出走馬が3着以内に2頭入っている。

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    出走馬短評
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ミスターシーバス 3歳時までは2勝だけで、4歳になってから大崩れが少ない成績。岩手に戻ってからの3戦も上々で、今回も先行粘り込みが狙えそうだ。

プレシャスエース JRAのダート短距離で4勝を挙げたが、1600万(3勝)クラスでは21戦して2着1回と苦戦。しかし前走の移籍初戦の内容ならば、逃げ切る可能性が考えられる。

グランユニヴェール 2歳時に大井で3勝を挙げ、その後も重賞での2着2回を含めて好走。岩手でも上々の成績を残しているが、今回は重賞で距離短縮という点が課題になる。

サインズストーム 昨年は連勝の勢いで早池峰スーパースプリントを勝ち、このレースで2着。その実績は評価できるが、今年は7カ月の休養明け2戦目でどうかというところだ。

シャドウパーティー JRAの芝中距離で5勝を挙げたが、岩手では1300メートル以下の芝とダートで各2勝。実力的には侮れないが、連下の候補までが妥当かもしれない。

アキトクレッセント JRAのダート1400メートルで6勝を挙げ、愛知移籍後も好走。スタートに課題を残しているが、移籍初戦でも地力を発揮できれば勝機がある。

ロジストーム 2歳時にJRAの芝中距離で勝利を挙げ、4から5歳時に南関東で4勝をマーク。5歳春からは岩手所属で重賞4勝を挙げているが、今回は距離短縮が心配点だ。

イーグルカザン JRAのダートで4勝を挙げ、9歳春に岩手に移って、笠松での1勝を含めて5勝をマーク。ただ、その5勝がすべて1600メートルというところは気にかかる。

リュウノヴィグラス 2歳時に盛岡で1勝を挙げ、その後は南関東で9勝をマーク。今季から岩手に戻り、4戦目の前走で勝利したが、水沢では5戦して3着1回となっている。

タイセイブラスト JRAのダートで1勝を挙げ、南関東に移って6勝を追加し、岩手では3戦して水沢の1300メートルで2勝。タイプ的に距離延長はプラス材料といえそうだ。

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   レースの狙い
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タイセイブラストは岩手移籍後の成績が良好で、今回も好位追走からの差し切りに期待。アキトクレッセントはスタートが課題だが、流れひとつで差し切る可能性が十分ある。ミスターシーバスは最内枠から主導権が取れれば残り目がありそう。プレシャスエースは距離延長が微妙だが、折り合いひとつで逃げ粘りが考えられるだろう。イーグルカザン、シャドウパーティーの差し脚が届く可能性にも要警戒。


栗駒賞(M3)オープンの出走表はこちら

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