重賞レース直前情報
■2020年09月17日
第20回フローラルカップ(門別)

9月17日(木)に門別競馬場にて、第20回フローラルカップ(2歳牝馬・内回り1600メートル・20時40分発走予定)が行われます。北海道の2歳牝馬重賞・第3弾は、3週前のリリーカップからさらに400メートル距離が延長。来月実施される短距離のエーデルワイス賞JpnIIIトライアルですが、11月の1700メートル重賞・ブロッサムカップへ向けても注目です。出走全馬が初距離で、外回りでの重賞実績が通用するかの推理もポイントでしょう。

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    過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は4勝しており、1から3番人気のうち2頭が3着以内に入っている。しかし、近3年では9番人気以下の馬が1頭だけ3着以内に入っており、伏兵にも警戒したい。昨年を除いた過去4年では角川秀樹厩舎の馬が3着以内に1頭だけ入っているというデータもある。なお3勝馬は、一昨年に1頭だけ出走して1番人気で4着に敗れている。

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    出走馬短評
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レディブラウン 新馬戦を逃げ切ると、2戦目はマーサマイディアから2馬身半差の2着。前走リリーカップでも2着と牝馬同士なら地力上位で、距離延長でも好勝負が可能だ。

マーサマイディア 新馬戦と3走目の認定オープン戦を好時計で逃げ切ると、続くフルールカップを2番手から直線力強く差し切って通算3勝。距離延長でも、押し切る可能性は十分にある。

ケープホーン 内回り1500メートルの新馬戦を早め先頭から押し切って勝利し、続く1700メートルの認定オープン戦では中団から脚を伸ばして2着。内回りに戻る今回は脚の使いどころ次第でチャンスがありそうだ。

サブルドール 新馬戦を逃げ切ると、続く1700メートルの認定オープン戦では逃げ粘って2着と善戦。前走ブリーダーズゴールドジュニアカップでは8着も、相手緩和で反撃可能だ。

ティーズアレディー デビュー2戦目で初勝利を挙げ、オープンでも善戦傾向。一気の相手強化となった前走リリーカップでも4着を確保しており、流れに乗れれば浮上の余地がありそうだ。

モリノオーシャン 新馬戦を逃げて3馬身差で勝利すると、一気の距離延長となった続く認定オープン戦で3着と好走。前走はJRA遠征で6着だったが、地元馬同士なら見直しが必要だ。

ハナウタマジリ 初勝利はデビュー3戦目の1200メートル戦で、続く認定戦と連勝。しかし紅一点だった前走サッポロクラシックカップが最下位9着で、距離短縮で牝馬同士でも掲示板確保が精一杯だろう。

ブルーカルセドニー デビュー3戦目で初勝利を挙げて、続くオープンでの2戦は3、2着とともに善戦。前走リリーカップは8着に敗れたが、主戦の五十嵐冬樹騎手に戻る点は魅力だ。

そのほか、ベットオール、ウエディングパークが出走する。

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   レースの狙い
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マーサマイディアはフルールカップから600メートルの距離延長になるが、唯一の重賞勝ち馬で実績断然。重賞連勝へ。サブルドールは前走牡馬相手の重賞で大敗したが、牝馬同士なら巻き返しが濃厚。ケープホーンはメンバー唯一の内回り経験を生かせばチャンスあり。モリノオーシャンは地元馬同士なら見直せる。リリーカップ2着レディブラウンは距離延長を克服できれば出番がある。主戦の五十嵐冬樹騎手で臨むブルーカルセドニーまでを押さえておく。


フローラルカップ〔H3〕(タリスマニック2歳牝馬オープンの出走表はこちら
 

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