9月21日(祝・月)に盛岡競馬場にて、第22回ジュニアグランプリ(2歳・芝1600メートル・17時05分発走予定)が行われます。今年は出走9頭のうち、北海道が3頭、大井が1頭という内訳。対する地元馬ですが、芝で勝利を挙げているのは2頭だけとなっています。そうなると、各馬にとって盛岡の芝は合うのか、という点を推理するほうがいいのかも。そのあたりが、人気薄の馬が上位に入ることが多い理由なのでしょう。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(2018年は3着が同着)。1番人気は1、2、3着各1回。2番人気は1、3着各1回で、3番人気は2着が1回だけ。7番人気以下の馬が3着以内に1から2頭入っている。北海道所属馬が1から2頭連対。最近4年の連対は、岩手所属騎手と岩手以外の所属騎手の組み合わせになっている。
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出走馬短評
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シタベッド 新馬戦と2戦目は2着だったが、その後の2戦は差のある敗戦。2走前の若鮎賞でも伸びなかった現状では、地力不足と言わざるをえない。
ファイントリック 水沢の新馬戦を快勝したが、盛岡では3戦とも善戦止まり。小柄な馬体からも底力に課題がありそうなだけに、芝に替わるのはプラスだろう。
マツリダスティール 新馬戦と若鮎賞を制し、初のダートとなったビギナーズカップは2着。その実績なら芝に戻るのは大歓迎と考えてよさそうだ。
リップクリーム 芝の新馬戦を快勝し、2戦目は水沢で3着。血統も小柄な馬体も芝向きと考えてよさそうで、この距離でも流れひとつで善戦以上が狙えるだろう。
スティールマドンナ 北海道からの遠征馬。新馬戦は差のある3着で、2戦目を勝利。その後の2戦はひと押し不足の結果だが、血統的にこの舞台は合いそうだ。
トーセンダーウィン 大井からの遠征馬。未勝利でもすべて5着以内だが、前走以外は勝ち馬から1秒差以上での敗戦。ただ、差し脚には警戒する必要がありそうだ。
スマイルミュ 北海道からの遠征馬。門別の新馬戦を制したが、続く栄冠賞は最下位。それでも前走のJRA札幌の芝では6着に善戦。今回も芝がプラスになるかもしれない。
ロンギングベイビー 門別では5戦未勝利だったが、JRA認定戦で2着1回。今回は芝替わりが課題になるが、前走の岩手移籍初戦を快勝した勢いをいかしたいところだ。
エイシンビッグボス 北海道からの遠征馬。新馬戦は2着だったが、続くJRA認定戦とオープンを勝利。勝利数はメンバー中で最多だが、今回は芝と距離延長が課題になる。
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レースの狙い
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マツリダスティールは芝で2勝と実績上位で、今回も中心視するのが妥当。相手は混戦だが、先行力があるスマイルミュを筆頭に取る。スティールマドンナは距離がカギだがタイプ的に芝替わりがプラス材料。リップクリームは距離延長にも対応できそうで、連下の候補として挙げておきたい。エイシンビッグボスは人気を集めそうだが条件的に微妙とみて押さえまで。芝が向きそうなファイントリックにも要マーク。
ジュニアグランプリ(M1)(モンテロッソ2歳の出走表はこちら
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