重賞レース直前情報
■2020年09月21日
第32回珊瑚冠賞(高知)

9月21日(祝・月)に高知競馬場にて、第32回珊瑚冠賞(3歳以上・1900メートル・18時10分発走予定)が行われます。9月6日のレースが荒天のため取り止めとなった影響を受けた馬も多いメンバー構成となっています。高知で古馬A級の1900メートル戦は4月の二十四万石賞以来5カ月ぶりの実施。夏の短距離重賞の活躍馬がここでも主役を務めるのか。もしくはガラっと上位が入れ替わるのか。状態面と距離実績を考慮しながら予想したいところです。

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    過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は3勝、2着2回とすべて連対。最近4年では4番人気以内の馬が3着以内を占めている。連対したのべ10頭は前走が、1着か、重賞だった馬。2走前までにA級1組戦または3歳以上の準重賞で1着だった馬が1頭だけ連対。その年の建依別賞(1400メートル)で4着以内に入った馬が1頭以上連対しているデータもある。

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    出走馬短評
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ナムラヒューマン JRAから最初の転入時はマイル重賞3着で、昨年9月の再転入後はA級での勝利は3組が最高。初の1900メートルだが、大崩れが少ないだけに相手なりに走れるかもしれない。

パルクリール 昨年11月の転入後は、C2級スタートから勝ち星を増やし、前走の準重賞では早め先頭から押し切る快勝。のちに建依別賞を勝つスリラーインマニラを3着に下しており、牡馬相手の重賞でも軽視はできない。

ピオネロ 今年は3月に逃げ切りで2連勝するも、重賞では大敗多数。戦歴から舞台が中距離に替わるのは好材料だが、9歳という年齢を含め厳しい印象だ。

キモンクラブ JRAでは新馬戦1走のみで、2歳冬の転入初戦から6連勝で土佐春花賞を制覇。その後は移籍を繰り返し、今年1月に再転入。今回、赤岡修次騎手は魅力だが、オープン初挑戦が重賞だけに未知数の面が多い。

スペルマロン JRA2勝クラスから昨年10月に転入し、2400メートルの高知県知事賞で重賞初制覇。高知のマイル以上では4勝を含めすべて3着以内と距離延長は味方になる。

ソルプレーサ JRAで3勝し、19年4月に転入すると遠征の園田FCスプリントで追い込んで3着に好走。前走の建依別賞でも追い込んで4着と善戦したが、それ以上は見込みにくい。

マイネルサリューエ JRAで2勝したが、昨年9月の転入後、A級1組では2着1回が最高。JRAでは1800メートルで好成績も、重賞で苦戦続きでは狙いにくい。

アースグロウ 昨年8月の転入2走目から、牝馬の準重賞、A級1組特別戦の2勝を含め15戦連続連対。1900メートルでは今年の二十四万石賞で勝ち馬から離されたが3着ある。

エイシンヴァラー 兵庫所属の18年に黒船賞JpnIIIを勝利と通用する力はあるが、近走の重賞ではひと息。ただ年齢的なことを考えれば距離延長と、外枠に入っての変わり身を期待する手もある。

ダノングッド 今年5月に南関東オープンから転入すると、5馬身差で圧勝したトレノ賞、園田FCスプリント2着を含め4戦連続で連対中。JRA時代の戦歴を考えれば、当地初の1900メートルもこなせる公算が大きい。

そのほか、チャオ、キングライオンが出走する。

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   レースの狙い
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混戦だが、転入後底を見せていないダノングッドが本命。重賞2勝目が期待できる。スペルマロンは前走競走中止のダメージがなければ、距離適性を考えても反撃が可能。パルクリールの前走は1番人気スペルマロンの競走中止はあったにせよ強い競馬。重賞初挑戦でもチャンスがある。1900メートルの二十四万石賞で3着があるアースグロウも侮れない存在。赤岡修次騎手のキモンクラブを連下にマークしておく。


珊瑚冠賞3歳以上の出走表はこちら

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