重賞レース直前情報
■2020年10月01日
第1回ベイスプリント(名古屋)

10月1日(木)に名古屋競馬場にて、第1回ベイスプリント(3歳以上・1400メートル・16時20分発走予定)が行われます。東海地区と金沢に所属している馬に出走権がある重賞で、今年は愛知7頭、金沢3頭、笠松1頭という顔ぶれ。近走の成績が良好という馬が多く、逃げ先行タイプが多いことからも、激しい戦いになることが予想されます。また、金沢所属馬が加わることで、いつもとは違う流れになる可能性がありそうです。

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    過去の傾向
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過去5年の同時期に実施された、名古屋のA級1組戦(1400から1600メートル)を対象に結果をみていく。単勝1番人気は1勝、2着3回。連対馬10頭のうち8頭が単勝4番人気以内となっている。前走がA級1組戦または重賞で3着以内だった馬が1頭以上連対。通算12勝以上の馬も1頭以上連対している。名古屋競馬場は比較的カーブが緩いため、先行争いが激しくなると向正面から上昇する馬が有利になりがちだ。

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    出走馬短評
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ミトノアミーゴ JRAの短距離で2勝を挙げ、今年から愛知に移って12戦9連対。4走前から3戦連続で大敗したが、前走2着の内容なら、復調したとみていいだろう。

フェリシアルチア 金沢からの遠征馬。JRAから金沢を経て、JRAに戻って1勝を追加。再転入後は日本海スプリントを含む4勝を挙げたが、単騎逃げが条件という感がある。

アンジュリアン 金沢からの遠征馬。浦和で3勝を挙げ、金沢では4戦1勝。読売レディス杯で早々に失速したという内容では、今回も厳しい戦いになりそうだ。

ウラガーノ JRAのダート短距離で3勝を挙げ、今春の兵庫移籍後は5戦連続で3着以内。前走から名古屋に移り、転入初戦の秋桜賞は2着と、相手なりに走れる面を披露している。

メジャーシップ 金沢からの遠征馬。3歳秋に北海道で初勝利を挙げ、その後はJRAで2勝、南関東と北海道で4勝。金沢では28戦3勝だが、今回は脚質的に恵まれる可能性がある。

ユウチャージ JRA未勝利から愛知に移って以降は、20戦して3着以内が18回。しかし前走の秋桜賞は最内枠から先手を取ったが、急激に失速して大差負けという結果だった。

アドマイヤムテキ JRAで2勝を挙げたが、4歳秋から苦戦続き。それでも愛知移籍後は笠松グランプリで2着、名古屋記念では1着と好成績。ただ、最近2戦は大敗続きだ。

ミラクルシップ JRAでは15戦して3着2回だったが、愛知移籍後は46戦して3着以内が37回。今回は相手関係と距離短縮が課題だが、引き続き善戦できる可能性はある。

エールドール JRA時は6戦して2着1回だったが、愛知移籍後は15戦のうち3着以内が13回。前走は差のある3着だったが、この距離で大崩れがない点は評価できる。

エバーゴールド JRA未勝利から愛知に移って以降は善戦傾向を示しているが、重賞では2回とも8着以下。差し脚は持っているが、よほどの前崩れにならないと厳しいだろう。

メモリートニック 昨年1月に名古屋記念までは重賞で善戦していたが、それ以降の重賞では8戦のうち7回が8着以下。近走成績は上々だが、ここでは時計的に劣勢だ。

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   レースの狙い
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ウラガーノは相手なりに走れるタイプで、移籍2戦目の上積みを含めて中心視。堅実に差を詰めてくるミラクルシップにも期待ができる。フェリシアルチアは展開がカギだが、単騎逃げのかたちが取れれば残り目がありそう。名古屋コースで安定しているエールドールも押さえたい。ミトノアミーゴは相手強化でも前走の内容なら善戦できそう。メジャーシップは距離短縮がプラスになりそうで、連下の候補として挙げておく。


ベイスプリント(SP1)Aオープンの出走表はこちら

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