重賞レース直前情報
■2020年10月12日
第31回秋の鞍(名古屋)

10月12日(月)に名古屋競馬場にて、第31回秋の鞍(3歳・1400メートル・16時25分発走予定)が行われます。2017年から昨年までは3歳秋のチャンピオンシップの一戦として実施されていましたが、今年は11月4日に園田競馬場で行われる楠賞につながる重賞として、距離と時期が変更されました。その舞台に臨むのは、南関東からの3頭、兵庫からの2頭を含む12頭。東海勢にも実力馬が多く揃っています。

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    過去の傾向
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過去5年の結果をみていく(昨年は9月3日、一昨年は9月26日でともに1800メートル、3から5年前は9月19から23日で1600メートル)。単勝1番人気が4勝。3着内馬15頭はすべて5番人気以内となっている。前走が7月以降の重賞だった馬が1頭だけ連対。「ダービー」で2着以内に入っていた馬が1から2頭連対している。過去5年の優勝馬はすべて、3走前が名古屋のレースで1着。最近4年は名古屋の馬が勝ち、2着は他地区の馬となっている。

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    出走馬短評
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マイネルドゥマン JRA未勝利から名古屋に移り、8戦連続で3着以内に入ったが、駿蹄賞と東海ダービーは6着。しかし最近2戦は古馬B級3組で連対している。

ミステリーベルン 川崎からの遠征馬。2歳時に門別と金沢で重賞を勝利して、今年3月の若草賞で2着。最近3戦はいまひとつだが、同世代が相手なら無視しにくい。

エストラード 浦和からの遠征馬。JRAでは7戦未勝利でも2着が2回。浦和移籍後は初戦大敗でも、その後は2戦とも勝利と、実力があるところを見せている。

ニュータウンガール 北海道の新馬戦を制し、笠松移籍後は東海ダービーを含む重賞5勝で、現在は10戦連続で連対。ただ、今回は距離短縮が課題だろう。

メモリーソウル 通算25戦2勝の成績で、重賞では5回とも差のある敗戦。半姉メモリーコウはダートグレードで活躍中だが、こちらは少々厳しそうだ。

ナムラマホーホ JRAでは2戦とも大敗したが、名古屋移籍後は8戦7勝、2着1回と好走続き。今回は初めての重賞だが、通用する可能性は考えられる。

キクノウィング 兵庫からの遠征馬。2歳時に園田ジュニアカップで2着に入ったが、東海クイーンカップとのじぎく賞では大敗。その成績では苦戦必至だろう。

コパノライダー JRAで7戦目のダート1200メートルで勝利を挙げたが、昇級後は大敗。しかし名古屋移籍後は好走続きで、名古屋のレースでは3戦とも逃げ切っている。

エムエスオープン 前走の湾岸スターカップは6着だったが、それでも全15戦で3着以内が13回と安定。距離短縮でも地力的に押さえる必要があるだろう。

ステラモナーク 兵庫からの遠征馬。今年は重賞を5勝して、兵庫ダービーで2着。名古屋では今回と同じ距離の若草賞を6馬身差で逃げ切った実績がある。

ヴァケーション 川崎からの遠征馬。2歳時に平和賞と全日本2歳優駿JpnIを制した実力馬だが、年明け以降は大敗続き。それでも見限りにくい存在といえる。

エイシンハルニレ 北海道で1勝を挙げ、岩手を経て名古屋に移り、新緑賞を含む4勝をマーク。その後は岩手で重賞2勝の実績ならば、再転入初戦でも侮れない。

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   レースの狙い
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混戦の顔ぶれでもステラモナークのスピードが上位で、先手主張からの押し切りに期待。ニュータウンガールは距離短縮が課題だが、地力的に上位とみるのが妥当だろう。エストラードは地力的に互角以上とみてよさそうで、上位食い込みに要警戒。先行力があるエイシンハルニレにも警戒が必要だ。ヴァケーションは近走成績がいまひとつだが、距離短縮での変わり身に要警戒。流れ込みが狙えそうなエムエスオープンも押さえておきたい。


秋の鞍(SP1)[トランセンド賞]3歳オープン の出走表はこちら

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