重賞レース直前情報
■2020年10月07日
第54回東京盃JpnII(大井)

10月7日(水)に大井競馬場で、第54回東京盃JpnII(3歳以上・1200メートル・20時10分発走予定)が行われます。JRAからはジャスティン、ヤマニンアンプリメ、コパノキッキング、マテラスカイ、ラプタスが出走。地方他地区からはジョウラン(北海道)が遠征し、地元南関東勢はブルドッグボス(浦和)ら9頭が迎え撃ちます。15頭の熱き戦いにご期待ください。

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過去の傾向
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ブルドッグボス(浦和)は2017年、19年とも2着で、19年はJBCスプリント(浦和)でJpnI初制覇を達成した。キタサンミカヅキ(船橋)は17年、18年と連覇を達成し、18年のJBCスプリントJpnI(京都)では3着と好走。JpnIでも通用する実力がある南関東の馬がいれば信頼度が高い中心馬になる。JRA勢も現役トップクラスのスプリンターでないと勝ち負けは厳しい。19年は1番人気のコパノキッキングが優勝。18年3着のグレイスフルリープは続くJBCスプリントJpnIを優勝した。JpnIに直結するハイレベルな前哨戦だ。勝ち馬は前走重賞(交流・南関東問わず)で3着以内に入っていることが望ましい。

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JRA所属馬短評
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ジャスティンは今年4月に東京スプリントJpnIIIを逃げ切って勝利している。今回はマテラスカイとの先行争いがカギになりそうだが、自分のかたちに持ち込むことができれば楽しみな一頭だ。

ヤマニンアンプリメは今年に入り東京スプリントJpnIII・8着、プロキオンステークスGIII・3着、サマーチャンピオンJpnIII・4着と未勝利。昨年に比べると勢いを欠いている印象だ。何かきっかけをつかみたいところ。

コパノキッキングも今年は未勝利。ただ、2月の根岸ステークスGIIIは好内容の競馬で2着を確保しており、本質的には小回りよりも広いコースに適性がある。昨年のこのレースでは4馬身差で逃げ切り勝ちを果たしており、巻き返しに期待がかかる。

マテラスカイは前走クラスターカップJpnIIIで重賞2勝目を飾った。ヒロシゲゴールドを先に行かせて2番手追走から抜け出すという内容だった。この競馬ができれば作戦の幅が広がるので非常に大きい。勝ち時計が1分8秒5(盛岡1200メートル)と、速い時計が出る馬場の適性もやはり高い。大井の1200メートルでは1分10秒以上のタイムになるので、今回は少し割り引きが必要になるだろう。

ラプタスは今年黒船賞JpnIII、かきつばた記念JpnIIIとダートグレードを連勝。前走プロキオンステークスGIIIは6着と敗れたが、中央の重賞では時計が速すぎて厳しそうだ。今回は1200メートルだが大井なので巻き返してくる余地はあるだろう。ただし、相手は強くなるのでそのあたりがどうか。

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地方所属馬短評
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ブルドッグボス(浦和)は昨年のJBCスプリントJpnIの覇者。格ではJRA勢も含めてメンバ---中最上位だ。その分、今回は負担重量が58キロと他馬よりも重い。4走前の東京スプリントJpnIIIでは58キロを背負い、4着に敗れている。本番のJBCスプリントJpnIを見据えるうえでは変な負け方はしたくないが、無理をして勝ちに行くレース(状況)でもない。

サブノジュニア(大井)は地元大井で11勝をマーク。4走前の東京スプリントJpnIIIはジャスティンの2着とダートグレードで好走。その後は3連勝と勢いが止まらない。JRA勢は手ごわいが、JpnIIでどこまで通用するか楽しみだ。

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予想のポイント
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好メンバーが揃い激戦となるのは必至。まずは南関東勢でトップのブルドッグボスと、連覇を狙うコパノキッキングが主力だ。ただ、前哨戦なので他馬が割って入るチャンスも十分あるだろう。


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