重賞レース直前情報
■2021年01月17日
第10回大高坂賞(高知)

1月17日(日)に高知競馬場にて、第10回大高坂賞(4歳以上・1400メートル・18時10分発走予定)が行われます。黒船賞JpnIIIの選考競走の第1弾で、3競走のうち唯一、本番と同じ1400メートルで実施されます。19、20年と連覇していたサクラレグナムが今年は不在。となると昨年2着だったスペルマロンが注目を集めそう。ほかにも17年の黒船賞JpnIIIを勝ったブラゾンドゥリスや格下でも持ち時計上位の馬など多士済々のメンバーとなっています。

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    過去の傾向
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過去5年の結果からデータをみていく。単勝1番人気が5連勝中。2、3着も10頭中8頭は2から3番人気と堅く収まる傾向がある。2走前までに重賞で3着以内に入っていた馬が1頭以上連対。近4年では、前年の高知県知事賞で4着以内だった馬が1勝、2着1回、3着2回と距離短縮を苦にしていない。なお1着はすべて赤岡修次騎手で、うち田中守厩舎の馬とのコンビで4勝を挙げている。

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    出走馬短評
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アーチザスカイ 短距離では19年のトレノ賞で3着があるが、同年9月に勝利してから27連敗中。格付的にも苦戦は免れない。

アイアンブルー 笠松で4勝し、北海道では8勝中5勝が1200メートル。昨年12月に1400メートルの転入初戦を差し切ったが、時計は平凡だった。

ミサイルマン 昨秋に別府真衣騎手に手替わってから3戦して2連対だったが、女性騎手の減量がない前走は大敗。引き続き定量戦のここも厳しい。

モルトベーネ 昨夏は北海道で使われ、11月の再転入から2連勝。出走取消明けのA級-1組は好位から粘って僅差3着も、マイルでのもの。昨年のこのレースは逃げて6着で、一線級相手でこの距離は忙しい印象だ。

ペガッソ JRAで2歳時に1勝し、一昨年6月の転入後、徐々にクラスを上げ、昨年のトレノ賞が重賞初挑戦で離れた4着だった。実績では劣るが、高知1400メートルで6勝はメンバー中最多。穴で押さえておきたい。

スペルマロン 昨年のこのレースの2着馬。その後リズムを崩したが、5月末以降は、競走中止1回を除けばすべて連対。重賞4連勝が濃厚だ。

ブラゾンドゥリス JRA在籍時の17年に黒船賞JpnIIIを制覇。19年に移籍した北海道では1200メートルで3勝し、転入初戦の準重賞を快勝。格上挑戦のかたちだが、前走の末脚再現の可能性もありそうだ。

フクノグリュック JRAではマイル以上で4勝し、昨年12月の転入初戦ではこの距離でペガッソを振り切って勝利。赤岡修次騎手への乗替わりは魅力だが、時計短縮が課題となる。

ツクバクロオー 昨年のこのレースは詰めを欠いて5着だったが、200メートル距離延長した福永洋一記念で重賞初制覇。距離を問わず上位争いしており、ここも押さえておきたい。

そのほか、ヴェリテ、メイショウハート、マイネルサリューエが出走する。

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   レースの狙い
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スペルマロンは目下4連勝と勢いがある。昨年のこのレースでは2着だったが、今年は勝ち馬が不在。昨年の雪辱を果たし、重賞6勝目のチャンスといえる。フクノグリュックはやや距離不足の印象も赤岡修次騎手で好勝負を期待する。17年の黒船賞JpnIII馬ブラゾンドゥリスや、堅実駆けが魅力的なツクバクロオーを連下にマーク。1400メートルが得意なペガッソの一発にも警戒したい。


大高坂賞4歳以上の出走表はこちら

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