重賞レース直前情報 |
2月28日(日)にばんえい帯広競馬場にて、第42回チャンピオンカップ(4歳以上選抜・18時25分発走予定)が行われます。その年度の重賞勝ち馬に出走資格がある重賞。4歳の2頭こそ回避したものの、旭川、岩見沢、北見、帯広の四市重賞を含む古馬重賞勝ちがある牡馬はすべて出走してきました。トップハンデは帯広記念の勝ち馬オレノココロと、4歳シーズン三冠馬メムロボブサップ。最軽量の牝馬とのハンデ差は最大で90キロもあるだけに、重量比較も重要なポイントと言えそうです。
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過去の傾向
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過去5年の結果からデータをみていく。単勝1番人気は3勝、2着2回。過去5年の3着内馬15頭のうち19、20年の勝ち馬、19年の3着馬は5歳だったが、いずれも天馬賞でも3着以内に入っていた。なお、6歳以上の12頭のうち11頭が同年の帯広記念に出走。連対馬10頭のうち8頭は前走が2から4着だった。また、16、17、19年には同じ年齢の馬が3着以内に2頭入っているデータもある。
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出走馬短評
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メムロボブサップ 1月に天馬賞を制し、3歳に続いて4歳シーズンでも三冠を達成。11月のドリームエイジカップが古馬重賞初挑戦ながら2着で、今回はトップハンデ850キロだけに、真価が問われる一戦になりそうだ。
メジロゴーリキ 11月の北見記念はゴール前5頭の接戦を制し8番人気での勝利。その後も善戦傾向を示しており、1月の帯広記念では僅差の2着。ここも重量差を生かせばチャンスがある。
ミノルシャープ 今季前半は北斗賞、旭川記念そしてばんえいグランプリと重賞3連勝したが、ハンデを課されたその後は大敗も多数。2走前はひと腰だったが、前走でまた崩れてしまったのは気になる。
アオノブラック 11月のドリームエイジカップ、3走前にはオープン-1組を勝つなど古馬一線級でも通用。相手なりに走れるタイプで、今回はハンデも有利だ。
コウシュハウンカイ このレースには7年連続での出走。840キロまたは850キロの近3年では5、5、7着だが、830キロで臨める今回は押し切りが期待できる。
オレノココロ このレースでは15、16、18年と3勝をマークし、近2年では2着惜敗。今回の850キロでは19年に最大100キロ差で2着があり、重量差を克服できれば4度目の制覇も見えてくる。
そのほか、フェアリースズ、ジェイカトレアが出走する。
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レースの狙い
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コウシュハウンカイは830キロとハンデに恵まれており7度目の挑戦で、チャンピオンカップ初制覇に期待できる。帯広記念2着メジロゴーリキも重量差を生かせば優勝争いに加われる。オレノココロとメムロボブサップはハンデの克服がカギになるが、どちらも軽くは扱えない。堅実駆けが魅力なアオノブラックも押さえておきたい1頭だ。
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