重賞レース直前情報
■2021年05月03日
第12回福永洋一記念(高知)

5月3日(祝・月)に高知競馬場にて、第12回福永洋一記念(4歳以上・1600メートル・19時45分発走予定)が行われます。春の古馬マイル重賞には11頭が参戦しますが、注目はマイルでの2勝を含め高知の地方馬限定重賞で7勝しているスペルマロンでしょう。しかし2月に実施された同距離重賞・だるま夕日賞からの参戦は逃げ切り勝ちを収めた同馬と4着馬のみ。賞金増とともに素質馬の転入が増えている高知競馬だけに、ライバル登場にも期待したいところです。

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  過去の傾向
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過去5年の結果からデータをみていく。単勝1番人気は2着1回、3着2回。上位人気3頭で決まったのは3年前だけで、4、5年前は6番人気以下が1頭連対していた。また、2走前までに勝利していた馬が1頭以上連対。2走前が重賞で4から6着だった馬が3年連続で1頭以上3着以内に入っている。近2走の重賞で連対していた馬が1頭以上馬券に絡んでいるデータもある。

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  出走馬短評
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スリラーインマニラ 昨年は8月に建依別賞を制すなど一年を通して大崩れの少ない成績。3戦連続で連対中だが、1600メートルではB級での1勝のみと粘りひと息。騎手がテン乗りという点も割引が必要だ。

モルトベーネ 17年にアンタレスステークスGIIIを制したが、一昨年の高知転入後の重賞はすべて4着以下。とはいえ当地1600メートルでは4戦3勝、3着1回の好成績だけに前進が期待できる。

ニューホープ 北海道デビューから岩手、笠松、金沢、岩手、笠松と移籍。2走前の転入初戦は4着だったが、前走マイルのA-2を快勝しており、他地区で重賞4勝の実績から狙ってみる価値はありそうだ。

ミサイルマン この距離では一昨年のだるま夕日賞を制しており実績上位。今年2から3月のA-2、A-3ではレース最速の末脚を使って連勝とひと脚使えるタイプだけに、流れ次第で食い込みが可能だろう。

ショートストーリー 昨年11月にJRA3勝クラスから転入し、川崎、姫路、佐賀の交流重賞ですべて掲示板内を確保している。初の地元重賞となった二十四万石賞では出負けしながらも2着。スムーズに運べれば勝ち馬との差は縮まる。

アイアンブルー 昨年12月の転入初戦から連勝し、1400メートルの大高坂賞で豪快に差し切って重賞初制覇。しかし、今回と同じ距離のだるま夕日賞では勝ち馬から2秒6離されており、適性微妙な感がある。

スペルマロン 昨年のこのレースは復調途上で3着だったが、その後、地方馬同士では競走中止を除けば8勝、2着2回とすべて連対。前走の二十四万石賞が5馬身差の圧勝で、マイル実績を考えても死角は少ない。

ダノングッド 昨年5月に転入すると、園田の重賞2着、トレノ賞1着など5戦連続で連対。しかし出走取消後の3戦はA-2で善戦までという成績ではもう少し時間がかかりそうだ。

そのほか、ハーツジュニア、ペガッソ、アイファーイチオーが出走する。

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  レースの狙い
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スペルマロンは前走の二十四万石賞で圧勝。地方馬同士で連対を続けており、ここも軸は不動。ショートストーリーは同じ前走では完敗の2着だったが3戦3勝の当地マイルなら肉薄しても。ミサイルマンは差し脚堅実で流れ次第で上位争いも十分。高知1600メートルで3勝を挙げているモルトベーネの巻き返しにも警戒したい。ニューホープは他地区実績から押さえておく手はありそうだ。


福永洋一記念4歳以上の出走表はこちら

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