重賞レース直前情報
■2021年05月03日
第23回かきつばた記念JpnIII(名古屋)

5月3日(祝・月)に名古屋競馬場で、第23回かきつばた記念JpnIII(4歳以上・1400メートル・16時20分発走予定)が行われます。JRAからはベルダーイメル、ノボバカラ、ラプタス、スマートセラヴィー、テイエムサウスダンが出走。地方他地区からナリタミニスター(兵庫)が遠征。地元東海地区勢はメイソンジュニア(名古屋)ら6頭が迎え撃ちます。12頭の熱き戦いにご期待ください。

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過去の傾向
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最後の直線距離がわずか194メートルしかない名古屋競馬場らしい傾向が出ている。近年は2017年トウケイタイガー(兵庫)、18年サクセスエナジー、19年ゴールドクイーン、20年ラプタスと4コーナーで先頭だった馬がそのまま押し切って勝利している。スピードと先行力に長けていて、実際に1400メートルの重賞やオープン特別などを逃げ切ったことがある馬が有力だ。差し馬が勝ち切るのは困難で2、3着候補となる。前走東京スプリントJpnIII組から巻き返せそうな馬を選ぶのも有力な手段。地方勢は前走東海桜花賞勝ち馬に注目。前述のトウケイタイガーだけでなく、13年サイモンロード(名古屋)、20年ドリームドルチェ(浦和)がそれぞれ3着と好走している。

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JRA所属馬短評
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ベルダーイメルは近5戦で4勝、2着1回と絶好調。前走三河ステークスは芝スタートのうえ、初めての1400メートルで道中はやや忙しい感じだったが、鞍上が上手いコーナーワークで立ち回り勝利に導いた。勢い・伸びしろも十分あり、すぐにオープンクラスで通用しても不思議はない。今回は右回りで地方の馬場も初めてだが、そのあたりの対応にも注目したい。

ノボバカラは前走東京スプリントJpnIIIが勝ち馬からコンマ2秒差の4着。年齢を考えるとよく頑張っている。本競走は昨年2着と好走。侮らない方がいいだろう。

ラプタスは前走ポラリスステークスで勝利を飾り、昨年の本競走以来の勝利を飾った。勝ち時計は平凡だったが、重量58キロでやや離れた2番手から進み、リアンヴェリテを差し切る内容だった。連覇に向けて弾みがつく一戦と言えるだろう。

スマートセラヴィーは5走前の福島民友カップでオーヴェルニュとソリストサンダーの間に割って2着に入っている。次走は阪神1400メートルのオータムリーフステークスを勝っており、重賞でも通用する力はありそうだ。近2走はふた桁着順に沈んでいるが、いずれも東京のレースだ。見直してみる余地はある。

テイエムサウスダンは前走黒船賞JpnIIIを8馬身差で圧勝。2番手追走から持ったままでまくり気味に直線に入ると、後続を突き放した。適条件で自分の競馬ができれば強い。19年の兵庫ジュニアグランプリJpnIIも勝利しており、名古屋の1400メートルもピッタリという印象だ。

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地方所属馬短評
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東海桜花賞2着のメイソンジュニア(名古屋)と同3着のナリタミニスター(兵庫)、同6着のゴールドクイーン(名古屋)も実績的には善戦できても不思議はない。ただ、JRA勢が何頭も崩れるのが条件だろう。

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予想のポイント
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黒船賞JpnIII圧勝で勢いに乗るテイエムサウスダンに注目。サウスヴィグラス産駒らしく地方の馬場の適性は高い。昨年はラプタスが黒船賞JpnIII→かきつばた記念JpnIIIと連勝を決めているだけに、本馬への期待も増す。重量は57.5キロになるが、馬体重540キロ台の大型馬なので心配は無用だろう。本競走連覇がかかるラプタスも当然今年も有力。JRA勢の中ではこの2頭の先行力が脅威で、レースでの駆け引きが見どころ。ベルダーイメルとスマートセラヴィーは相手候補。


かきつばた記念(指定交流)(Jpn3)オープンの出走表はこちら

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