重賞レース直前情報
■2021年05月05日
第33回かしわ記念JpnI(船橋)

5月5日(祝・水)に船橋競馬場で、第33回かしわ記念JpnI(4歳以上・1600メートル・16時05分発走予定)が行われます。JRAからはタイムフライヤー、カフェファラオ、ワイドファラオ、インティ、ソリストサンダー、サンライズノヴァが出走。地方他地区からはメイショウオオゼキ(名古屋)が遠征し、地元南関東勢はカジノフォンテン(船橋)ら5頭が迎え撃ちます。12頭の熱き戦いにご期待ください。

*********
過去の傾向
*********
シンプルにマイルの実績・適性を競うレースであり、同じ馬が複数回好走しやすい傾向だ。2009年と10年、12年はエスポワールシチーが勝利。コパノリッキーも14年と16年、17年と3勝している。また、18年と19年はゴールドドリームが連覇を果たした。JRA勢・地方勢問わず前走フェブラリーステークスGI組が圧倒的に強い。ただし、同レースの着順通りに決まるわけではない。20年はフェブラリーステークスGI勝ち馬のモズアスコットが1番人気で6着と敗れ、12着から参戦したワイドファラオが逃げ切り勝ちを収めた。コース替わりの影響は強く受ける一戦とみていい。小回りや時計がかかる馬場で恩恵がありそうな馬は要警戒だ。

************
JRA所属馬短評
************
タイムフライヤーは意外にも地方のダートは初登場。昨年のマリーンステークスやエルムステークスGIIIの勝ちっぷりから小回りの方が適性は高い。マイル戦も問題なく、GI/JpnIでも楽しみだ。

カフェファラオは前走フェブラリーステークスGIを制して待望のGI/JpnI初勝利を飾った。やはり東京コースは合う。今回は船橋に対応できるかが最大のカギだ。

ワイドファラオは昨年の本競走の勝ち馬。実績馬がかなり揃ったなか、まんまと逃げ切りを果たし、ある意味このレースらしい勝ち方だと言える。近走の成績をみると心配な印象は否めないが、昨年もこんな雰囲気だった。見限らない方がいいだろう。

インティは前走フェブラリーステークスGIが6着。本来の先行策が取れなかったが、終いに脚を使って追い上げた。この馬らしくはないが、意外な一面をみせた。19年の本競走では2着に入っているし、実力的にはここでも。

ソリストサンダーは前走フェブラリーステークスGIが8着。その前の成績・勢いからはもう少しやれる感じもしたが、この経験を生かして今後GI/JpnIでも頑張りたいところ。地方は初めてだが、小回りを苦にするタイプではないので力は出せるだろう。

サンライズノヴァは昨年の本競走が3着。得意ではない小回りの舞台だが、善戦しているとみていいだろう。ただ、前走フェブラリーステークスGIが11着。ベストの東京マイルで末脚が不発に終わったのは心配だ。

*************
地方所属馬短評
*************
カジノフォンテン(船橋)は2走前の川崎記念JpnIでオメガパフュームを下して優勝。3走前の東京大賞典GIがフロックではなかったことを証明し、リベンジを果たした。前走京成盃グランドマイラーズも勝利。タービランスにかなり食い下がられたが、重量は本馬の方が2キロ重かったし、3着以下は大差だったので完勝と言っていい。

*************
予想のポイント
*************
急激に力をつけて地方勢のエースになったカジノフォンテンがJpnI・2勝目を目指す一戦。船橋は7戦6勝の実績を誇り、距離も川崎記念JpnIの2100メートルよりは1600メートルの方が合っているだろう。今年もJRA勢は手ごわいメンバーで、自分がマークされる立場だが簡単には負けられない。カフェファラオは東京だけ走るわけにもいかないので、いずれ地方の馬場も克服していかなければならない。まずは今回どんなパフォーマンスをするか。タイムフライヤーにも上位争いの期待が持てそう。ソリストサンダーの末脚にも改めて注目だ。


かしわ記念(Jpn1)4上オープンの出走表はこちら
 

※船橋競馬のダートグレード競走は、市中銀行会員のみ投票できます。

[9]ページ先頭へ
※投票の際は、締切間際を避け時間の余裕を持ってご利用ください。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性を保証するものではありません。詳しくは、オッズパークの免責事項をご確認ください。