5月5日(祝・水)に園田競馬場にて、第57回兵庫大賞典(4歳以上・1870メートル・16時15分発走予定)が行われます。兵庫所属の古馬による春のビッグレースは、2011年から15年まで1着賞金が500万円。それが16年から徐々に上昇し、一昨年は1000万円で、昨年からは2000万円になりました。ただ、2年連続で無観客開催になったのは残念。それでも全国から注目が集まることでしょう。
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過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は2勝、2着3回。4年前は1→6→11番人気の順で入ったが、それ以外の4年は3番人気以内の馬が3着までを独占している。2走前までに2000メートル以上の重賞で5着以内だった馬が1頭だけ連対している。通算13から14勝の馬が1頭だけ連対しているのが面白いデータ。連対馬はすべて、2走前が1800メートル以上のレースに出走していた。
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出走馬短評
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メイプルブラザー JRAのダート中長距離で5勝を挙げ、オープン特別でも善戦。兵庫移籍後は4戦1勝の成績だが、堅実に差を詰めてくる脚には要警戒だ。
サトノグラン JRAの芝中距離で4勝を挙げたが、19年以降は成績的にいまひとつ。兵庫での4戦が3着までという状況からも、ここでは少々厳しいだろう。
ドライヴナイト JRAで挙げた6勝はすべてダート1400メートルだが、昨秋の兵庫初戦は1700メートルで勝利。続く園田金盃は4着だったが、ひと押しに欠ける感は否めない。
エイシンニシパ 19年12月から12戦連続で重賞に出走して、すべて4着以内と安定。現在は5戦連続連対という実績ならば、今回も崩れることはないだろう。
ジンギ 通算22戦がすべて4着以内という実績は断然で、前走の名古屋大賞典JpnIIIも4着に健闘。地元馬同士の重賞ならば、押し切る可能性が高そうだ
コスモバレット 2歳時に北海道で1勝し、その後は大井で2勝を追加。兵庫移籍後は6勝し、前走は佐賀の重賞で2着に健闘したが、今回の相手は強力だ。
マイフォルテ JRA未勝利から兵庫に移ってA級に上がり、昨年は4連勝をするなど活躍。ただ、今回は7カ月ぶりの実戦だけに、様子見までが妥当だろう。
そのほか、ロケットビーン、リリーマイスター、サージュが出走する。
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レースの狙い
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ジンギは強敵相手の前走でも善戦しており、地元馬限定戦なら首位争いが必至。エイシンニシパはこのレースを2年前に制し、昨年と3年前が3着という実績がある。この橋本忠明厩舎2頭の一騎打ちが濃厚で、あとはコスモバレットがどこまで迫れるかというところ。3連勝式の穴として、堅実に差を詰めてくるメイプルブラザーを挙げておく。
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