重賞レース直前情報
■2021年05月30日
第63回九州ダービー栄城賞(佐賀)

5月30日(日)に佐賀競馬場にて、第63回九州ダービー栄城賞(3歳・2000メートル・18時10分発走予定)が行われます。例年と同じく、JRAの日本ダービーGIのあとに実施される佐賀の大一番には10頭が登場。重賞連勝中のトゥルスウィーに、そのほかの9頭がどこまで迫れるかという構図になるでしょう。レース当日は気温が高くなりそうという点は心配ですが、出走各馬が力を出し切ることを期待したい一戦です。

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   過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。1番人気は3勝、3着1回。昨年は2→3→1番人気の順で入ったが、それ以外の年は4から7番人気が1頭だけ連対している。前走が1800メートルのレースで1着だった馬が1頭だけ3着以内に入っている。連対馬は通算4勝以上と3勝以下の組み合わせになっているのが面白い。また、ゼッケン1から3番の馬が1頭だけ連対しているデータもある。

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   出走馬短評
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ガーディアン 笠松で2勝を挙げ、兵庫では4戦2勝で、佐賀での移籍初戦を差し切り勝ち。8戦連続で連対中の実績を含めて、注目できる存在だ。

エイシンシナバー 北海道の一般戦で勝利を挙げ、その後は兵庫を経て佐賀に移って2勝をマーク。ル・プランタン賞は4着でも、相手なりに走れる面は持っていそうだ。

カシノロナウド 通算21戦2勝という成績だが、前走は1750メートル戦で好位から差し切り勝ち。しかし今回の相手は強力で、よほどの前崩れにならないと厳しいだろう。

シュリーデービー 2歳時に九州ジュニアチャンピオンを含む4勝を挙げ、今年も2勝を挙げたが佐賀皐月賞では大敗。タイプ的に短い距離のほうが向くのかもしれない。

ムーンオブザボス 2歳時にJRA認定戦を含む2勝を挙げ、その後も年明け初戦から3連勝。前走は最後方から差を詰めて2着に入ったが、時計的に劣勢という感はある。

トゥルスウィー 北海道で3勝を挙げ、佐賀移籍後は7戦6勝。1400メートルの飛燕賞は展開が合わず3着だったが、今回の距離なら首位争いが濃厚だ。

トラースキック 2歳時は新馬戦での1勝だけだったが、年明け以降は4戦2勝。堅実に差を詰めてくるタイプだが、今回の相手は強力だ。

プリマステラ 北海道では4戦未勝利だったが、昨夏の佐賀移籍後はカペラ賞を含む5勝をマーク。最近4戦は差のある敗戦が続いているが、流れ込みが狙える余地はある。

スーパーキンチャン JRA認定戦と重賞では大敗したが、そのほかのレースでは善戦。前走は僅差3着に入ったが、タイプ的に短い距離のほうが向く感はある。

テイエムサツマオー 昨夏のJRAでは3戦とも大敗したが、佐賀移籍後は11戦のうち8回で3着以内。しかし最近2戦を見る限りでは、中長距離が向いているとは言いにくい。

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  レースの狙い
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トゥルスウィーはスピード系の血統でも、馬体の造りと過去の走りからは2000メートルにも対応できそう。移籍初戦の前走を快勝したガーディアンが強敵で、この一騎打ちが本線とみる。ムーンオブザボスは前崩れの展開になれば、上位食い込みの余地が出てきそう。エイシンシナバーの流れ込みにも警戒したい。善戦タイプのプリマステラは3連勝式の候補まで。


九州ダービー栄城賞(アジアエクスプレス賞3歳オープンの出走表はこちら

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