重賞レース直前情報
■2021年06月10日
第22回兵庫ダービー(園田)

6月10日(木)に園田競馬場にて、第22回兵庫ダービー(3歳・1870メートル・16時00分発走予定)が行われます。“ダービーシリーズ”では大井・東京ダービーに次ぐ高額賞金で、1着賞金は昨年から据え置きですが、2着以下が昨年よりも増加。二冠を狙うシェナキングに注目が集まりそうですが、逆転を狙えそうな存在が多いという感もあります。人気薄の馬が上位に入ることが多い歴史がありますから、それも含めて考える必要があるでしょう。

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    過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気の優勝は6年前のインディウムが最後で、最近5年は2着2回、3着1回。ただし、単勝3番人気以内の馬が1から2頭連対している。その反面、6から8番人気馬が3着以内に1頭だけ入線しているデータもある。菊水賞で4着以内だった馬が1頭だけ連対。もう1頭の連対馬は、菊水賞または兵庫チャンピオンシップのどちらかで5から6着に入っていた。ゼッケン11番または12番が3着以内に1頭入っているのも特徴的。過去5年の3着内馬15頭で、ゼッケン1から5番だったのは2頭だけとなっている。

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    出走馬短評
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エイシンイナズマ 門別の一般戦で1勝し、兵庫では移籍初戦が3着だったが、その後は重賞を含めて6戦連続で連対。今回は下原理騎手へのスイッチが不気味に映る。

ハングタイム 初勝利まで5戦を要したが、その後は姫路で2勝をマーク。しかし重賞では2戦とも差のある敗戦という状況では、ここでの一変までは考えにくい。

スマイルサルファー 2歳時にJRA認定戦を含む2勝を挙げたが、長期休養明け後の3戦は善戦止まり。しかし差し脚は安定しており、ここでも仕掛け次第でチャンスがある。

マンテーニャ 6戦目で初勝利を挙げたが、それ以降は大崩れがない成績。今回も先行策が取れそうで、流れひとつで粘り込む可能性がありそうだ。

サラコナン 門別でJRA認定戦を含む3勝を挙げ、兵庫では移籍初戦から兵庫ユースカップを含む3連勝を達成。その後の2戦は伸びひと息だが、地力的に無視しにくい。

シェナキング 兵庫若駒賞は7着だったが、その後はJRA認定戦での2勝を含んで8戦連続で3着以内。前走は厳しい展開でも勝利しており、ここでも差し脚発揮が期待できる。

カールスバート 母は2013年の兵庫ダービー馬で、その鞍上だった坂本和也厩舎に入厩。菊水賞10着の実績からは劣勢でも、先行して粘り込みを狙いたいところだ。

エイシンヒビキ 門別では3戦とも大敗し、兵庫での初戦で初勝利を挙げたが、その後は2着と3着が各3回と善戦止まり。それでも相手なりに走れる面は持っている。

エイシンピストン 門別の一般戦で勝利を挙げ、兵庫移籍後は8戦とも5着以内。父は良血で中距離以上が合いそうなだけに、ここでも勝負になる可能性は秘めている。

サルバトーレミノル JRAで7戦して大敗多数で、兵庫では移籍初戦が5着だったが、その後は2勝を含んで6戦連続で3着以内。ただ、最近2戦の内容では、今回の相手では厳しそうだ。

そのほか、ウォニー、アウワが出走する。

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   レースの狙い
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後半の追い比べの勝負になる可能性が高そうで、それならば最近2戦でのしぶとい差し脚が光るシェナキングに期待。エイシンヒビキも差し脚を長く使えそうで、相手筆頭に指名する。スマイルサルファーも堅実タイプで上位争いに加わりそう。エイシンピストンは初の重賞でも地力的に見どころがあるとみて押さえておく。先行してしぶといマンテーニャ、サラコナンが連下の穴。


兵庫ダービー重賞13歳登録馬の出走表はこちら

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