重賞レース直前情報
■2021年06月03日
第59回六甲盃(園田)

6月3日(木)に園田競馬場にて、第59回六甲盃(4歳以上・2400メートル・17時55分発走予定)が行われます。園田競馬場での最長距離で実施されるのはこのレースだけで、そして地方全国交流になったことで各地から強豪が参戦。今年は大井から2頭、船橋、川崎、浦和から各1頭が参戦してきました。対する地元の大将格は、地元重賞を勝ち続けているジンギ。騎手の作戦もカギになる長距離戦です。

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    過去の傾向
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地方全国交流になった過去2年の結果をみていく。一昨年の上位3頭は兵庫所属(3頭とも新子雅司厩舎)で、3→5→1番人気の順。昨年は川崎のアッキーが勝利を挙げ、2着と3着は兵庫所属。5→1→2番人気の順だった。過去2年とも、3着内馬はすべて前走が3着以内。3走前までに他地区に遠征していた馬が1頭だけ連対している。

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    出走馬短評
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スギノグローアップ 大井からの遠征馬。初勝利は4歳11月でもその後は大崩れが少なく、大井の長距離重賞でも善戦。しかし今年は苦戦続きとなっている。

ホーリーブレイズ 大井からの遠征馬。JRAのダート中長距離で5勝を挙げ、昨夏は大井で2400メートル戦を勝利。前走は大敗したが、叩き一変の可能性は秘めている。

エイシンニシパ 重賞で6戦連続連対中だが、六甲盃は一昨年が6着で、昨年が4着。それでも実績的には無視できない存在だ。

トーセンブル 船橋からの遠征馬。南関東で5勝と勝ち星は少ないものの、善戦傾向があるタイプで2600メートルの金盃で昨年3着、今年2着。ここでも立ち回り次第でチャンスがある。

ジンギ 2走前の名古屋大賞典JpnIIIは4着だったが、続く兵庫大賞典は完勝。唯一の心配は距離延長だが、この舞台なら問題にはならないだろう。

ストーミーバローズ JRAのダート中距離で3勝を挙げたが、昨夏以降が成績ひと息で、兵庫移籍後も善戦まで。ただ、ここでも相手なりには走れそうだ。

タガノディグオ 3歳時に兵庫チャンピオンシップJpnIIを制したが、JRAのオープンクラスでは苦戦続き。兵庫移籍後は6戦1勝でも、長距離戦は歓迎だろう。

コスモバレット 大井ではB2クラスに上がって苦戦したが、兵庫に移って調子が戻った感。しかし兵庫の重賞での成績をみると、少々厳しい感が否めない。

タガノジーニアス 兵庫所属時の成績は8戦2勝だが、勝ち星はいずれも名古屋の重賞。それでも善戦傾向はある馬で、3連勝式の穴としてなら一考できる。

そのほか、コスモロブロイ、エイシンミコノス、ジョーダンキングが出走する。

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   レースの狙い
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この顔ぶれなら長距離戦でもジンギが主導権を取って押し切れそう。同じ厩舎のエイシンニシパは今回も好位付けから差を詰めてきそうだ。この一騎打ちが濃厚で、下原理騎手を起用したトーセンブルが割って入れるかというところ。長休明け2戦目のホーリーブレイズ、相手なりに走れそうなタガノディグオを3連勝式の候補として挙げておきたい。


六甲盃重賞14歳以上登録馬の出走表はこちら

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