重賞レース直前情報
■2021年06月15日
第64回百万石賞(金沢)

6月15日(火)に金沢競馬場にて、第64回百万石賞(3歳以上・2100メートル・17時45分発走予定)が行われます。もともとは2300メートルで実施されていましたが、2016年からは白山大賞典JpnIIIと同じ距離に変更。そして今年はJBCクラシックJpnIとも同じ舞台ということになります。ここに出走する12頭のなかから、秋の大舞台を目指せる馬が出てくるのかどうか。最近の重賞で好結果を残した馬たちに人気が集まりそうです。

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    過去の傾向
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過去5年の結果をみていく。単勝1番人気は2着と3着が各1回。単勝6から7番人気馬が3着以内に1から2頭入っている。連対馬はすべて、2走前までに連対経験があった馬。前年の中日杯で4着以下だった馬が1頭だけ連対しているのも特徴的だ。連対馬が6歳以下と7歳以上の組み合わせになっているというデータもある。

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    出走馬短評
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トウショウデュエル 昨年のこのレースの2着馬で、金沢競馬場では17戦して3着以内が13回と安定。今季3戦は善戦までだが、8戦連続で4着以内の近況なら無視できない存在だ。

ティモシーブルー JRAで1勝し、金沢では一昨年の百万石賞、中日杯などを制覇。昨年のこのレースは3着で、昨秋から勝ち星がないが、地力的に侮れないものがある。

サノサマー JRAのダートで5勝を挙げた地力は上位だが、昨年の百万石賞は1番人気で4着。その後の成績もいまひとつだが、再転入3戦目での前進は考えられる。

ファストフラッシュ JRA未勝利から笠松に移って2勝を挙げ、JRAに戻って1勝を追加。昨年は重賞で5戦とも4着か5着だったが、今年は昨年よりも成績が上昇している。

タンクティーエー 半兄が白山大賞典JpnIIIを制したパワーストラグルだが、こちらは中距離のほうが合う様子。気分次第の面もあるようで、前走が刺激になれば面白い。

ハクサンアマゾネス 通算15戦で、7着だったエンプレス杯JpnII以外はすべて3着以内。この条件なら利家盃での差し脚が再現できる可能性は高い。

ロンギングルック 石川ダービーを大差で制した素質馬だが、昨年以降は好走と大敗の差が大きい成績。それでも前走内容は上々で、気分よく行ければ一発が考えられそうだ。

エイシンレーザー JRAのダート中長距離で2勝を挙げ、その後は兵庫で2勝を追加。金沢では3戦すべて連対と成績良好で、今回も立ち回りひとつで勝機がある。

トップロイヤル デビュー戦から15戦連続3着以内で12勝を挙げたが、重賞での2戦は善戦まで。今回も強力な相手だけに、差しに回って食い込みを狙いたいところだろう。

そのほか、マイネルパイオニア、イリュージョニスト、バンズームが出走する。

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   レースの狙い
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単勝1番人気馬が苦戦ぎみという傾向も含めて、金沢転入後の成績が良好のエイシンレーザーの差し切りに期待。ハクサンアマゾネスは地力上位で今回も流れひとつで首位争いが可能。堅実に差を詰めてくるトウショウデュエルにもチャンスがありそうだ。ファストフラッシュは距離延長でどうかだが、今回も主導権が取れれば残り目も。ロンギングルックは安定感に欠けるが仕掛けが決まれば善戦以上が考えられる。トップロイヤルは重賞でいまひとつだが、流れ込みに警戒して少々マーク。


百万石賞3歳以上オープンの出走表はこちら

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