重賞レース直前情報
■2021年12月30日
第23回ヤングチャンピオンシップ(帯広)

12月30日(木)にばんえい帯広競馬場にて、第23回ヤングチャンピオンシップ(2歳産駒特別選抜・19時25分発走予定)が行われます。馬産地を5地区に分けての特別戦の各上位2頭により編成される2歳シーズンの二冠目。一冠目・ナナカマド賞を使われていたのはメンバー中4頭のみ。予選で連対しないと出走が叶わないという意味では、三冠のうちもっとも勝つのが難しい一戦といえるかもしれません。ナナカマド賞の1、2着馬は他馬よりハンデを課されており、つけ入る隙はあるでしょう。

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    過去の傾向
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過去5年の結果からデータをみていく。単勝1番人気は2勝、2着2回、3着1回。20年は十勝産駒特別組が2頭とも3着以内に入れなかったが、それ以前の4年では1、2、3着各2回の好成績で、十勝産駒特別1着馬はすべて連対していた。なお20年は北見産駒特別2着馬が勝利したが、同馬を除く予選2着馬は十勝産駒しか3着以内に入っていない。勝ち馬はすべて、当日の馬体重が1トン以上。2走前に勝利していた馬が1頭以上連対しているというデータもある。

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    出走馬短評
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グリフィス 北見産駒特別1着馬。新馬戦を圧勝後は苦戦続きだったが、B級へ降格後は2連勝するなど成績上向き。1番人気で北見産駒特別を制したが、前走がA級だった馬が1頭もおらず、相手に恵まれた感が強い。

キングフェスタ 南北海道産駒特別2着馬。青雲賞、ナナカマド賞を含む8勝を挙げている実績馬だが、今回は唯一賞金ハンデ30キロを課される。南北海道産駒特別では10キロ軽いヤマカツエースをとらえ切れず2着惜敗。今回は同馬とのハンデ差は20キロに広がる。

クリスタルコルド 釧路産駒特別2着馬。通算12戦で3着以内10回だが、3勝のみと勝ち身に遅いタイプ。ただ繰り上がりだったナナカマド賞が障害ひと腰から4着だったように、一線級相手でも実力はヒケを取らない。

ヘッチャラ 十勝産駒特別1着馬。新馬戦を障害2番手から抜け出し快勝すると、続く出走取消明けの1戦こそ5着だったが、その後は青雲賞、ナナカマド賞2着、十勝産駒特別1着を含め11戦連続で3着以内。ナナカマド賞と比べキングフェスタより10キロ軽くなるが、その他の馬とのハンデ差を克服できるかだろう。

ニシキマリン 釧路産駒特別1着は、牡馬との追い比べを制したもので、ほぼフルメンバーだった前開催の2歳A級-1組での僅差5着も評価できる。牝馬ながら1トンを超えている馬体も魅力だ。

トワイチロ 十勝産駒特別2着は、ヘッチャラらとの追い比べの末コンマ6秒差の惜敗。前開催の2歳A級-1組では接戦をモノにしたが、当時の体重が862キロでは重量増に不安がある。

ヤマカツエース 南北海道産駒特別1着馬。2歳A級-1組未勝利で臨んだナナカマド賞だったが、障害4番手から脚を伸ばし3着。続く1戦は道中の不利が堪えたもので、2歳A級-1組、南北海道産駒特別と連勝中の勢いも買い材料だ。

そのほか、ミヤビウルフ(北央産駒特別2着)、サウスグリン(北央産駒特別1着)、カイセイマイヒメ(北見産駒特別2着)が出走する。

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   レースの狙い
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ヘッチャラはナナカマド賞が2着惜敗で、十勝産駒特別を快勝。近走は10キロだったハンデが20キロに増えるが、好調な近況から軸に指名する。ヤマカツエースはナナカマド賞3着、南北海道産駒特別1着と安定。釧路産駒特別2着クリスタルコルドも首位争いに加わってきそう。ナナカマド賞勝ち馬キングフェスタ、スピードが生きる馬場ならニシキマリン、十勝産駒特別2着トワイチロなど相手は手広く押さえておきたい。


ヤングチャンピオンシップ(BG2)2歳産駒特別選抜別定の出走表はこちら

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