重賞レース直前情報
■2021年12月05日
第46回ばんえいオークス(帯広)

12月5日(日)にばんえい帯広競馬場にて、第46回ばんえいオークス(3歳牝馬・19時25分発走予定)が行われます。黒ユリ賞を制し2歳シーズンの女王に輝いたイオンを含む10頭立て。ここまでに実施された3歳二冠は、8月のばんえい大賞典をイオン、11月のばんえい菊花賞をサクラヒメが勝利。二冠とも牝馬が制したのは帯広単独開催になった2011年以降初めてとなります。となると05年以来となる牝馬のダービー馬誕生に期待が高まるところ。定量670キロのここを勝った馬にこそ、その資格があるといえそうです。

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    過去の傾向
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過去5回の結果から傾向を見ていく。単勝1番人気は2勝、3着1回。毎年5番人気以下が1から2以上3着以内に入線。前走がばんえい菊花賞か、B2級以上で連対していた馬が4年連続で馬券絡み。ばんえい菊花賞を使われていた馬は6頭おり、3勝、2、3着各1回の好成績。なお9→2→7番人気で決まり波乱となった16年は、ばんえい菊花賞出走馬、前走がB2級以上の馬ともいなかった。

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    出走馬短評
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ミソギホマレ 昨季は黒ユリ賞2着、イレネー記念でも3着と善戦。3歳一冠目のばんえい大賞典は競走除外だったが、その後は、ばんえい菊花賞2着を含め7戦連続連対と充実。上位評価は当然だ。

ニュクス この世代で最初の新馬戦、最初の特別戦(牝馬限定)とも勝っている仕上がり早のタイプ。黒ユリ賞は8着だったが、近走は障害をひと腰と安定しており、終いの踏ん張り次第では上位食い込みが期待できる。

イオン 黒ユリ賞で2着ミソギホマレに7秒9差をつけて逃げ切った快速牝馬。今季はばんえい大賞典を制すと、一世代上とのはまなす賞で2着と健闘。着外続きの近況も牝馬同士なら浮上しそうだ。

ミラクルクイーン 黒ユリ賞3着から、3月の3歳牝馬オープン特別戦を逃げ切っており、2歳シーズンの実績では上位。今季2勝は長くいい脚を使ってのものだが、B3級で善戦までという近況からは展開に恵まれても厳しい。

アバシリサクラ 2歳10月のナナカマド賞を制して以降は勝ち星から遠ざかっていたが、3走前に約1年ぶりの勝利。続くばんえい菊花賞では馬場とハンデに恵まれたとはいえ3着で、前走B2級を勝利。前走ではデビュー戦より体重が少なかったのは気になるが、好調なのは確かといえる。

サクラヒメ 黒ユリ賞は10着だったが、渡来心路騎手に乗替わった6月以降が7勝、2着2回(ほか阿部武臣騎手で3着1回)で、前走のばんえい菊花賞も逃げ切って楽勝。当時と違い定量だが、重賞連勝のチャンスは十分だ。

レッツゴーリータン ナナカマド賞が厳しい展開でも差を詰めての3着で、3月の3歳牝馬オープン特別戦では2着。ただ、前走がB4級で8頭立ての8着で、そこから50キロの重量増では掲示板確保が精一杯だろう。

そのほか、サクラシュンカ、コウシローレディ、ミススマイルが出走する。

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   レースの狙い
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サクラヒメはばんえい菊花賞を逃げ切って重賞初制覇。今回は定量のためハンデ利はなくなるが上昇の勢いにかけたい。ばんえい菊花賞が同じ重量で2着だったミソギホマレは主戦の阿部武臣騎手でどこまで差を縮められるか。同3着アバシリサクラにとって定量戦は不利だが、同7着イオンにとっては歓迎材料。ニュクスはばんえい菊花賞不出走のため初の重量だが対応可能とみて3連勝式のヒモとして押さえておく。


ばんえいオークス(BG1)3歳牝馬オープン定量の出走表はこちら

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