重賞レース直前情報
■2021年12月29日
第50回ばんえいダービー(帯広)

12月29日(水)にばんえい帯広競馬場にて、第50回ばんえいダービー(3歳・19時25分発走予定)が行われます。3年連続で東京大賞典GIのあとに組まれているBG1は、ばんえい3歳三冠の最終戦で定量730キロでの争い。牝馬が4頭参戦していますが、一冠目・ばんえい大賞典の勝ち馬と、二冠目・ばんえい菊花賞の1から3着馬と例年になく強力な顔ぶれです。ただ両レースとも速い時計での決着。今開催の前半3日間はやや時計がかかる馬場に変わっており、牡馬の巻き返しにも期待したいところです。

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    過去の傾向
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過去5年の結果からデータをみていく。単勝1番人気が2勝、2番人気が3勝。3着内馬15頭のうち14頭は、5番人気以内だった。なお牝馬は3着以内がなく、1番人気の17、18年でさえ4着が最高。なおその2年は牝馬がばんえい菊花賞を制していた。近3年の3着内馬はすべてばんえい菊花賞で5着以内で、当日の馬体重が1から2番目に大きい馬が2頭とも馬券に絡んでいる。

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    出走馬短評
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サクラヒメ 主戦が渡来心路騎手に替わった6月以降に8勝を挙げ、ばんえい菊花賞、定量戦のばんえいオークスと重賞を連勝中。今回は牡馬相手の定量戦だが、充実度を考えれば重賞3連勝も視野に入る。

ミソギホマレ 昨季は牡馬相手の定量戦・イレネー記念で3着と善戦。ばんえい大賞典は競走除外だったが、その後は、ばんえい菊花賞2着を含め7戦連続連対。ただ、ばんえいオークスが障害で転倒し競走中止だったのは気にかかる。

タカナミ 1月に牡馬限定の翔雲賞を障害4番手から一気に伸びて勝利すると、定量戦のイレネー記念でも離されたが4着を確保。夏から秋にかけて順調さを欠いたが、目下、平場戦で3連勝と復調はうかがえる。

ネオキングダム 2歳シーズン三冠がすべて2着で牡馬限定の翔雲賞も障害はひと腰という巧者。今季未勝利だが、ばんえい菊花賞で牡馬最先着の4着は評価でき、展開次第で残り目がある。

アバシリサクラ 10月のB3級で、ナナカマド賞以来1年ぶりの勝利を挙げると、展開利はあったがばんえい菊花賞3着。ただ、定量戦のばんえいオークスが障害三腰で勝ち馬から20秒以上離されており、さらなる増量では、切れ味を生かすのは厳しいかもしれない。

アルジャンノオー ヤングチャンピオンシップを逃げ切って勝利したが、その他の重賞では、ばんえい大賞典での4着が最高。1100キロに迫る馬体は魅力だが、善戦以上は見込みにくい。

オーシャンウイナー 定量戦のイレネー記念を制した2歳シーズンのチャンピオン。今季の始動は5月の連休明けだったとはいえ、10走はメンバー最少で、目標を見定めて使われている感も。ハンデ差がつかない条件は歓迎だ。

イオン 定量戦の黒ユリ賞を制した2歳シーズンの女王。ばんえい大賞典1着、4歳の牡馬も相手だったはまなす賞2着と健闘。ばんえい菊花賞は7着だったが牝馬として最重量で、定量のばんえいオークスで2着と巻き返したことから、今回の条件は合っている。

そのほか、マルホンリョウダイ、シュトラールが出走する。

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   レースの狙い
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オーシャンウイナーは今季1勝のみだが、2歳シーズンに定量戦のイレネー記念を制している。ここまでの二冠はともにトップハンデで勝てなかったが、再びの定量戦なら巻き返しが期待できる。サクラヒメと渡来心路騎手はともに勢いがあり変則三冠達成の可能性もありそう。2歳女王イオンも定量戦なら見直せる。サクラヒメが残る馬場なら、ばんえい菊花賞2着ミソギホマレ、3着アバシリサクラも浮上する。タカナミ、ネオキングダムを3連勝式の相手として押さえておく。


ばんえいダービー(BG1)3歳オープン定量の出走表はこちら

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